生理用品の開発に全てを捧げた男性の物語!大切な人と生理について話し合うきっかけになる映画

こんにちは!ライター畑です。今後、編集部ブログでは、性、性教育、恋愛、ジェンダーなどをテーマにした映画やドラマ作品を紹介する記事を発信させていただきます。
親向け度、子ども向け度、エッチ度など、独自の評価も加えて紹介いたしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
 
さて、第一弾は、インドの男性が愛する妻のために生理用品の開発に尽力した話、映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』をご紹介。
 

『パッドマン 5億人の女性を救った男』(2018)

[DVD発売中]3,800円(税別)

発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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一人の男性の情熱が、生理のタブーを打破し女性たちを解放した実話

生理が来るたびに、当たり前のように使う生理用ナプキン。なくなれば、コンビニやドラッグストアですぐに手に入るし、値段も手頃です。羽根付きやオーガニックコットンのものなどバリエーションも豊富にあり、私たちは好みのナプキンを選ぶことができます。

© 2018 CAPE OF GOOD FILMS LLP. All Rights Reserved.

『パッドマン』で描かれているのは、その“当たり前”がない世界。インドにも生理用ナプキンはあるものの、値段が高いことから普及率は低いのです。

この物語の主人公・ラクシュミはインドの小さな村で妻のガヤトリと新婚生活を送っています。愛する妻との生活は幸せそのものだけど、ラクシュミには気がかりなことがあります。それは、ガヤトリが生理用ナプキンの代わりに不衛生な布を使っていることでした。

インドでは「生理は穢(けが)れたもの」とされているため、女性は男性の前で生理をひた隠しにし、期間中は家の外で過ごさなくてはなりません。ラクシュミは、このしきたりを「バカげている」と考えます。

ある時、ラクシュミはインドで生理用ナプキンが使えない多くの女性たちが、体調を崩している事実を知ります。妻に生理用ナプキンを使ってほしいけど、貧しい生活を送る自分たちにはあまりにも高すぎる…。焦りと悔しさを感じたラクシュミが取った行動は、生理用ナプキンを自分で作ることでした―――。
 

ココが見どころ!

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本作を観ていて驚いたのは、これが実話であり、2001年と、つい最近だということ。
見どころの一つは、ラクシュミとガヤトリの生理に関する価値観の違いです。「生理は穢(けが)れたもの」であり、隠すべきもの。たとえ夫婦間であっても、生理について話すのは、女性にとって「恥」。このような環境で、突然自作の生理用ナプキンを渡され、その大切さを語られても純粋に受け入れられるかどうか…?
直球で妻に迫るラクシュミを見て、「いきなり本題から入るのではなく、もっと段階を踏んで話して~(汗)」とアドバイスしたくなる気持ちを、グッとこらえました…。
 

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もう一つの見どころは、ガヤトリを想うラクシュミの愛の深さ。ガヤトリの様子がいつもと違っていれば心配し、涙を流しながらタマネギを切っていれば、タマネギを切ってくれる機械を作ってくれます。ラクシュミの原動力となっているのは、妻への愛。
自分にとって、大切な人を想う気持ちを思い出させてくれます。妻への愛から始まった行動は、やがて多くの女性たちを救うことに。女性たちが手にしたのは、自由であり、自立。ラクシュミを見ていると、男性が生理について知ることは「女性を尊重すること」でもあると感じます。
 
生理用ナプキンが当たり前のように普及している日本でも、妻やパートナーなど、大切な人の生理について理解している人は少ないのではないでしょうか。心身ともに不安定な時期に、理解して支えてくれる相手がいるのは心強いものです。
本作を夫婦やカップルで鑑賞するのもいいし、子どもが中高生くらいになったら一緒に観るのもいいかもしれません。そして、生理について話し合ってみては、いかがでしょうか。
 

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『パッドマン 5億人の女性を救った男』(2018)(Amazon紹介ページ)
 

ライティング:畑 菜穂子

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