思春期の保護者向けの性教育本「思春期のわが子と話したい性のこと」読んでみました!

 

「今まで性教育なんかしてこなかった!」「どう伝えたらいいの?」という、思春期の子を持つ保護者にぴったりな本

 
1月は命育プレミアム会員の皆様に、こちらの書籍「思春期のわが子と話したい性のこと」を5名様にプレゼントします!(詳しい応募方法は、こちらのページ最後に記載しています)
 
思春期のお子さんがいる方向け、ということで、命育編集部の私(2児の母)が読んでみました!
ページをめくると、親しみあるイラストが目に入ります。多くがマンガで構成されており、とても共感できるものばかりで、次の章へと読み進めやすくなっています。マンガのあとには、話し方のコツやデータからみた事実もしっかりまとめられていて、思わず「なるほど!」と頷く内容。
 
著書は、助産師として長年の間、小中高校生や大人を対象とした「いのちの授業」という性や命に関する授業を行ってきた方。思春期の子どもや保護者自身の気持ちを代弁してくれるような内容で、子どもとのやり取りのシーンなどは、「わかる!」と思いながら読むことができます。
「セックスってなに?」「何歳だったらキスしていいの?」という、子どもからのドキッとする質問に対する”答え方”がすぐに浮かばない人にとって、良き参考書になりそう。まさに思春期の子をもつ保護者のための本です。
 

考えてみよう!「ふつうって思っていることは本当にふつう?」

 
この本で最初に出てくるテーマが、普通と思っていることが、本当に普通なのか、ということ。ズバリ、「ふつう◯◯」という表現は、親の知識や体験に基づくものにすぎないのですね、、!
 
自分の「ふつう」だけを伝えるのではなく、選択肢は他にもあることや、保護者にとってはそれが合っていても、子どもにとっても同じかはわからないことなど、自分の「ふつう」以外の選択肢を、具体的に教えてくれます。
 
例えば、性についてどれくらいの知識があるのか確かめるための、3つの問いがあります。

  • ①「性教育と聞くと、どのような内容を想像しますか?」
  • ②「避妊法を、何種類知っていますか?」
  • ③「生理用品を、何種類知っていますか?」

 
①「性教育のジャンル」については、ユネスコの国際セクシュアリティ教育ガイダンスに「包括的性教育」の必要性が書かれているということですが、つまり人間関係や人権、価値観を尊重することや多様性など、性教育には幅広く学ぶことが大切だということ。
 
②「避妊法の種類」については、「日本で承認されているもの」と「日本未承認」のものに対しての解答・解説があり、海外に目を向けた考え方を知ることで、妊娠する、しないを決めるのは女性の権利なのだと教えてくれます。
 
自分がきちんと説明できているつもりでも自分のふつうには曖昧な部分があり、知識としても十分でないことに気づかされます。
今の時代は、保護者から伝えるよりも先に、子どもが先に知識をアップデートしていることもありますよね。私自身、「こんなものもあるのだ!そんな方向から考える方法もあるんだ」と、あっという間に読み終えてしまう、読み応えのあるものでした。
 

性教育の知識がない方にも、性の会話をしてきた方にも、参考書のような1冊に

 
思春期の子どもから、何か聞かれたとき「子どもからこんなこと聞かれた・・・!」「なんて伝えるのが正解なの?」と、うろたえること、ありますよね。
 
できるだけ、子どもが知りたいという気持ちを尊重しつつ、しっかり性の知識を伝えようと意識している私。とくに下の子のときからは、幼いときから性器や体の仕組みについて、子どもがわかりやすいように話をしてみたり、自分自身、性の知識を学びながら過ごしてきたりしています。
そんな私ですが、この本で、具体的な会話や情報が紹介されているのをみて、「あれ?あれでよかったのかな?」と、振り返る機会になったり、会話のヒントになったり。普段から性の会話をしている方にとっても、話し方のパターンがいくつか浮かびやすくなり、ヒントをたくさん頂ける本だと感じました。

 

(上記:子どもの自慰・マスターベーションについて書かれたページ。マンガでイメージしやすく導入があった後、文章で解説がされる構成で読み進めやすい!)
 
もちろん、思春期の子がいるけど知識が十分ではない方や、何を伝えたらよいのかよくわからないという方にも、参考書のような存在になるのではないでしょうか。
 

性について話をする前に、子どもと向き合うための環境や関係性も大切

 
私にも経験がありますが、思春期の子どもといえば、親のいうことに耳を傾けない、何か意見をいえば反発される、隠しごともどんどん増えてくる…。子供とは向き合ってきたつもりでも、知らぬ間に子どもが聞きたくないようなことを口にしてしまったり、不用意に傷つけてしまったり。
この本では、性について話しをする前に、どういう環境や親子関係でいることが大切なのかについても書かれています。
 
性教育については、親の知識も十分でありませんよね。一緒に考え話し合える環境をつくること、そのためにどう保護者は向き合うべきかなど、思春期の子育ての土台となるヒントがつまった1冊でした!
 
書籍の詳しい内容は、こちらのサイトでも紹介されています。

新星出版社のWEBマガジンサイト Fun-Life!

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