Vol.01 命育サイト立ち上げ構想/編集会議「サイト構成編」
2019/03/01
命育が行ったクラウドファンディングにご支援いただいた皆さんをお招きし、編集会議を開催しました。その様子を数回に分けて、レポートします。
今回の命育編集会議の参加者
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Iさん
(一児の父) -
Aさん
(二児の母) -
命育メンバー
(宮原、八木、伊賀、戸田、長井、中島)
クラウドファンディングにご支援いただいた理由を教えてください!
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今回、クラウドファンディング(キャンプファイヤー)にご支援していただきありがとうございました。(クラウドファンディングキャンプファイヤーとは)
支援していただけた理由を、聞かせてもらえると嬉しいです。 -
すごくいいなーと思った点は大きく二つあります。
一つ目は、社会が性とどう向き合っていくかということをナイーブに扱っていて、そこを皆さんの得意なデザインの力で解決できることが、すごく沢山あるということ。
テキストとかレポートよりも、親も子供もわかりやすく、すんなり入ってくる内容に落とし込んでいくことが一番大事だと思っています。
二つ目は、皆さんがデジハリさんでインプットした知識を、このサイトでアウトプットしていこうとする流れ。すごく良い試みだと思います。
あと、性教育っていう点で言えば、スマホやデジタルデバイスと距離を離している家庭が多いと思うんですけど、うちの家庭では子供に任せていて、フィルタリングもほとんどかけていないです。
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えー、そうなんですか!?
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遠ざけちゃうことは簡単ですけど、どう付き合っていくか、一緒に怪我したり、火傷したりしながらやっていくしかないと思っています。
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子供と一緒に性と向き合うことが一番大切ですよね。
私たちのサイトも、まさに親子で性と向き合う為の参考になるサイトを目指しています。 -
私は、妊婦〜未就学児子向けの子育て情報サイトで、マーケティングをやっています。
支援理由は健康系のコンテンツとか、体に関わるコンテンツを作るのがとても難しい中で、今後命育さんが、性教育というテーマをどのようにマーケティングしていくのか、どういったニーズがあるのかなど、自分が関わっているサイトとは違うことが出来る可能性に、興味をもったからです。 -
是非、一緒に力を貸してください!
命育サイトの構成について、ご意見聞かせてください!
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命育は、幼児から中高生(思春期)までを対象としているんです。日本は幼児から性教育は基本しないと思うんですけど、世界的には5歳から体のプライベートゾーンを教えているので、幼児期からの性教育を普及したいと考えています。
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性教育って、体のプライベートゾーンの話も含むのね!
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そうなんです。
海外では、4〜5歳の子に身体の名称を全部教えていて、大切なところは見せてはいけないと教えているそうで、理由は何か起きた時、例えば体を触られたら、おかしいことに気づかせる為と、法廷で証言できるようにちゃんと教えとくらしい。
そういう日本でも取り入れるべきところは取り入れていきたいと思っています。
命育サイトでは、年齢や性別によって、悩みが全然変わってくるので、幼児期、児童期主に小学生、思春期主に中学生くらいの男の子、女の子の6つに分けて構成しています。 -
分かりやすいと思います。
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また、サイトの監修者として、複数のお医者さんや助産師さんが、記事やお悩み相談コーナー等の監修に協力してもらっています。
基本、医学的な要素に関わっている、体の部分とかはお医者さんに全部監修してもらっています。 -
最近、医療系のサイトって信憑性とかいろいろ言われている中で、必要ですよね。
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サイトについて客観的な意見などありますか?
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一つ思ったのが、性に関して医学的に「正解」か「不正解」は大切だと思うんですけど、間違いじゃない内容は「幅を持たせて取り扱う」ことが、個人的にはいいんじゃないかなって思います。
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なるほど。確かにそうですね!
監修して下さっている先生からも、「間違った知識や行為を、間違っていると知ってもらうことが重要。目くじら立てて、正解は何か!?と神経質になる必要はない」と言われました。 -
それ、いいですね!あの子が何か言ったからとか、TVでこう言っていたからとかじゃなくて、大らかに子供たちの「性」と関わろうというスタンス。
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それに、「正解が載ってるサイト」にしてしまうと、命育の皆さんも途中から息苦しくなってきちゃいますよ。サイトを見ている人も、気軽に見れなくなっちゃうような気もします。
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我々へのお気遣い、ありがとうございます!(笑)
情報の正確性は担保しつつも、ポジティブな気持ちで性教育に向き合えるサイトを目指します。
ご支援者のお二人は、編集部さながら、命育のことを考えてくださっていました!ありがとうございました。