あっ!そうなんだ!性と生―幼児・小学生そしておとなへ
浅井春夫、安達倭雅子、北山ひと美、中野久恵、星野恵(編著)勝部真規子(絵)
エイデル研究所
- 親向け度 :
- 子向け度 :
- 読みやすい度 :
- 笑って読める度:
- 性交の表現 :性器の挿入イラスト・図解あり
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浅井春夫、安達倭雅子、北山ひと美、中野久恵、星野恵(編著)勝部真規子(絵)
エイデル研究所
(本選びの参考にしてください)
こちらの本は、子ども向け、大人向けの二部構成になっています。初めは、親しみやすい絵と簡単な文章の、子どもに向けた「絵本編」。「からだ」「いのち」「わたしとみんな」について分かりやすく教えてくれます。
・「からだ」の章では、体の名称や仕組み(例:「おしっこの出口の洗い方」が書かれていて、上手く教えられていない保護者にとってはありがたい内容です)
・「いのち」の章では、セックス、受精、妊娠、出産、死など(例:セックスや出産シーンも、柔らかいイラストではあるものの嘘なくきちんと描かれています)
・「わたしとみんな」の章では、コミュニケーションや「好き」などの感情、「らしさ」のようなジェンダー、性被害(例:好きという感情が決して異性に対して起こるわけではないこと、性被害とは何か、どうしたらいいのかなどを丁寧に書かれています)
というように、幼児から小学生のころまでに教えておきたい性の知識がたっぷりつまった一冊です。
さらには、「絵本編」のページ一つ一つを、さらに詳しく説明した、大人向けの「解説編」も。保護者の視点に立って、絵本編のテーマで補足してほしいことや子どもへの話し方、伝え方のポイントなど、配慮してほしいことを説明してくれます。
この本一冊で家族みんなが勉強できちゃう、とてもスグレモノの絵本です。子どもの疑問に答えつつ、親もしっかり学びましょう!