≪年齢・男女に応じた性教育を≫ 子どもの心・体・性の成長・変化


幼児期男子の心・体・性の成長変化(3歳から6歳ころ/小学校就学まで)

子どもからの質問、プライベートゾーン中心に「幼児期だからこそ」きちんと性教育

いつまでも赤ちゃんだと思っていた我が子。いつのまにかおしゃべりが上手になったり文字が読めたり、幼児期の子供(小学校就学まで)の成長って本当にあっという間ですよね。さらに下の子が生まれたり年下のお友達や赤ちゃんと接したりして、お兄さんお姉さんになっていきます。また、「自分とは違う人」に興味を持つ時期。
どうしてパパとママのからだは違うの?赤ちゃんってどうやって生まれてくるの?このような質問に、お父さんお母さんはきちんと答えてあげる必要があります。幼児期は、今後成長していく過程で正しく性と関われるようになるための土台を作る時期。はぐらかしたりせず、分かりやすく伝えてあげましょう。
幼児の子どもからの質問には、シンプルな答えがベスト。一度にたくさん伝えようとせず、小さな話を分けて、日常の中で繰り返しつたえていきましょう。

幼児期男子 心と体の成長・変化の特徴

・表情や言葉で自分の意思を伝えられる
・特定の大人(保護者や身近な人)との関わりを通じ、絆が深まり情緒が安定・信頼感をはぐくむ(特にスキンシップが大切)
・身近な人や自然など環境との関わりを通じ興味関心を広げ、認識力や社会性をはぐくむ(生活習慣を身につけていく)
・子ども同士で遊ぶことで、自分とは違う人の存在に気づき、相手の気持ちになって考えたり、ときに葛藤したりを経験する
・男女の違いに気づく(体に興味を持つ)、きょうだいの誕生や妊婦さんをみて「命」に興味を持つ

幼児期男子に伝えたい性の知識・おすすめ記事

幼児期女子の心・体・性の成長変化(3歳から6歳ころ)

子どもからの質問、プライベートゾーン中心に「幼児期だからこそ」きちんと性教育

いつまでも赤ちゃんだと思っていた我が子。いつのまにかおしゃべりが上手になったり文字が読めたり、幼児期の子供(小学校就学まで)の成長って本当にあっという間ですよね。さらに下の子が生まれたり年下のお友達や赤ちゃんと接したりして、お兄さんお姉さんになっていきます。また、「自分とは違う人」に興味を持つ時期。
どうしてパパとママのからだは違うの?赤ちゃんってどうやって生まれてくるの?このような質問に、お父さんお母さんはきちんと答えてあげる必要があります。幼児期は、今後成長していく過程で正しく性と関われるようになるための土台を作る時期。はぐらかしたりせず、分かりやすく伝えてあげましょう。

幼児期女子 心と体の成長・変化の特徴

・表情や言葉で自分の意思を伝えられる
・特定の大人(保護者や身近な人)との関わりを通じ、絆が深まり情緒が安定・信頼感をはぐくむ(特にスキンシップが大切)
・身近な人や自然など環境との関わりを通じ興味関心を広げ、認識力や社会性をはぐくむ(生活習慣を身につけていく)
・子ども同士で遊ぶことで、自分とは違う人の存在に気づき、相手の気持ちになって考えたり、ときに葛藤したりを経験する
・男女の違いに気づく(体に興味を持つ)、きょうだいの誕生や妊婦さんをみて「命」に興味を持つ

幼児期女子に伝えたい性の知識

児童期男子の心・体・性の成長変化(7歳から10歳ころ/小学生低学年から中学年頃)

小学生頃は思春期にむけた準備期間。子どもの成長・ペースにあった性教育を

小学校入学から性的成熟(第二次性徴)がはじまる思春期まで(おもに7歳ごろから10歳ごろ・小学生低学年~中学年頃)を児童期と呼びます。この時期の成長は心身ともに個人差が非常に大きく、思春期へ移行する時期も子どもによってそれぞれです。
児童期の男の子は、身体がますます丈夫になり、活発に活動するように。好きな子ができたり、早ければ精通が始まったりなど、精神的にも身体的にも成長。自立心も芽生え、親から離れ子供同士の社会に身を置きはじめますが、とくに男の子は「まだまだ幼い」と、感じるお父さんお母さんもいることでしょう。これからはじまる思春期への準備期間、児童期。お子さんの成長ペースをみきわめ、日常の中でさりげなく、性について会話(性教育)をしていきましょう。

児童期男子 心と体の成長・変化の特徴(小学生低学年~中学年頃)

・体つきががっしりとしてきて、早い子は精通(はじめての射精)を経験する
・瞬発力やバランス力が急速に伸びはじめる
・人として「していいこと」「してはいけないこと」の善悪の判断ができる
・学校生活を通じて、社会性や集中力、言語能力を高めていく
・人を意識するようになる(異性または同性に興味をもつ)

児童期男子に伝えたい性の知識

児童期女子の心・体・性の成長変化(7歳から10歳ころ/小学生低学年から中学年)

初潮(初めての生理)がはじまる子も。子どもの成長にあった性教育で思春期への準備を

小学校入学から性的成熟(第二次性徴)がはじまる思春期まで(おもに7歳ごろから10歳ごろまで・小学生低学年頃)を児童期と呼びます。この時期の成長は心身ともに個人差が非常に大きく、思春期へ移行する時期も子どもによって人それぞれです。
児童期の女の子は、男の子よりも2歳ほど、心身の成長ペースが早い傾向があります。高学年になると乳房がふくらみ身体つきも丸みを帯びはじめ、中には初潮をむかえる子も。気になる子や好きな子ができ、性的にも成長します。また自立心も芽生え、親から離れ子ども社会に身を置くことが多くなります。
これからはじまる思春期への準備期間である、児童期。とくに女の子は、初潮があれば妊娠する可能性もあり、性の知識をつけさせるべき大切な時期。お子さんの成長ペースをみきわめ、日常の中でさりげなく、性について会話(性教育)をしていきましょう。

児童期女子 心と体の成長・変化の特徴

・早い子は少しずつ胸が膨らみはじめる
・瞬発力やバランス力が急速に伸びはじめる
・人として「していいこと」「してはいけないこと」の善悪の判断ができる
・学校生活を通じて、社会性や集中力、言語能力を高めていく
・人を意識するようになる(異性または同性に興味をもつ)

児童期女子に伝えたい性の知識

思春期男子の心・体・性の成長変化(11歳から18歳ころ/小学生高学年から中学生・高校生)

第二次性徴がはじまり、大人への第一歩、思春期。男子には責任ある行動を促しつつ、見守ろう

思春期(小学生 高学年~中学生・高校生)は第二次性徴ともいい、男の子は10歳から14歳のころに始まるといわれています。ただ個人差が大きく、「いつから変化が始まったのか」はっきりした区切りがわからないことも。変化としては、心と身体が大人へと変わり始め、声変わりに始まり、ヒゲが生えだし、日に日に体つきがたくましく変化。男も女も関係なくじゃれあっていた異性や、時には同性の友達のことが、急に気になり始めるのもこの頃。急激なスピードで変化する心と身体に、不安になったりイライラしたり、反抗したり。
そんなデリケートな思春期の性教育は、相手を大切にすること、性的同意、性交・避妊・感染症など伝えるべきことは、特に父親・周囲の大人たちや本を使って、きちんと信頼できる情報を伝えたいもの。責任ある行動を促し、「何かあったら、いつでも相談してね」というメッセージを伝えたら、あとはそっと、見守る性教育を。

思春期男子 心と体の成長・変化の特徴

・がっちりとした体つきになり、陰毛が生え、声変わりが起こり、わきの毛やひげなどが生え始める
・精通(はじめての射精)や夢精を経験する
・体や知能が成長し自己肯定感が高まるが、個人差が大きく、他社との比較で劣等感も持ちやすくなる
・大人との関係よりも仲間同士の評価を強く意識するようになる
・性の意識が高まり、異性または同性への恋愛感情を持つようになる子もいる
 

思春期男子 成長に関する疑問「いつ・何歳頃に、二次性徴が起こるの?」

思春期になると男性ホルモンの影響を受け、上記のような心と体に変化(第二次性徴)が見られます。通常は10歳から14歳ころで二次性徴を迎えますが、変化が始まる時期や変化のスピードには個人差があり、人それぞれです。
男の子の思春期の性的な発達の順番は、以下のように決まっています。
・精巣(睾丸)が大きくなる ⇒ 陰毛が生える ⇒ ひげ、わき毛、声変わりがみられる ⇒ 射精ができるようになる(精通)

思春期男子に伝えたい性の知識

思春期女子の心・体・性の成長変化(11歳から18歳ころ/小学生高学年から中学生・高校生)

第二次性徴がはじまり、大人への第一歩、思春期。自分の心と体を大切にできる女性へと導いて

女の子は小学生の高学年くらいから、女性ホルモンの影響で少しずつ大人の女性のからだへと変化します(第二次性徴)。見た目の変化だけでなく、体の内側では子宮、卵巣などの器官が発達しはじめます。月経がはじまるのも二次性徴の一つ。第二次性徴がはじまってから完成するまでの間を「思春期」と呼びます。急激なスピードで変化する自分自身に、不安になったりイライラしたり。親も、子供につられてイライラしたり、周囲のお友達と比べて心配したりしがち。
自分の体は自分のものであること、性的同意、性交・避妊・感染症など伝えておきたい性の知識を、信頼できる大人や本を通じて届けてあげたいもの。また、生理に伴う体調の変化やその対処法も、子どもの症状に応じて教えてあげて、必要なときには婦人科への受診をサポートしてあげましょう。
「何かあったら、いつでも相談してね」というメッセージを伝えたら、大らかな気持ちで、自分と相手の心と体を大切にできる女性へと、性の会話(性教育)を通じて導いてください。

思春期女子 心と体の成長・変化の特徴

・胸がふくらみ、腰のまわりやからだ全体が丸みを帯び、わきの毛や性毛などが生え始める
・初潮(はじめての生理)を迎える
・体や知能が成長し自己肯定感が高まるが、個人差が大きく、他社との比較で劣等感も持ちやすくなる
・大人との関係よりも仲間同士の評価を強く意識するようになる
・性の意識が高まり、異性または同性への恋愛感情を持つようになる子もいる
 

思春期女子 成長に関する疑問「いつ・何歳頃に、二次性徴が起こるの?」

思春期とよばれる第二次性徴期は、女の子は8~9 歳頃から 17~18 歳頃までの間で、初潮を迎える年齢は、通常10~14歳頃といわれていますが、変化が始まる時期や変化のスピードには個人差があり、人それぞれです。
女性ホルモンの影響で、さまざまな体の変化が起こりますが、女の子の思春期の性的な発達の順番は、以下のように決まっています。
・乳房がふくらむ ⇒ 陰毛が生える ⇒ わき毛が生える ⇒ はじめての生理を迎える(初潮)

思春期女子に伝えたい性の知識


       

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