【10代向け・からだ男子①】思春期男子のからだを知ろう!どんな変化がある?

思春期男子の性教育01-1

大人の男性へと変化させる「男性ホルモン」の秘密

みなさんは、「男性ホルモン」って聞いたことがありますか?なんだか難しい言葉のような、子どもには関係のない言葉のような「男性ホルモン」。これは、大人の男性の体つきになるように、脳が体に発信している命令のこと
実は、お母さんのお腹の中にいるとき、最初はみんな女の子なんです。そのあと、お腹の中で、この「男性ホルモン」が放出されることで、男の子の体へと育っていきます。生まれてから10歳くらいになるまでは、男性ホルモンは一旦ストップし脳からの命令はお休み中。
その後、再び男性ホルモンが放出され、より大人の男性の体つきへと変わっていきます。これを二次性徴(にじせいちょう)と呼びます。

男性ホルモンの影響で、からだはどんな風に変化するの?

思春期男子の性教育01-2

お休みしていた男性ホルモンは、早い子では小学生高学年頃から、中学生頃の間に、再び命令を出しはじめます。それによって、男の子の体は以下のように変わっていきます。


・ペニスと陰嚢(いんのう・タマが入っている袋状のもの)が大きくなる
・急に身長が伸びたり、体重が増えたりする
・声が低くなる(声変わり)
・ニキビができる
・性器の周りや脇の下などに毛が生える
・勃起(ぼっき)が起こる
・初めての射精(しゃせい)である「精通(せいつう)」を経験する人も出てくる


みなさんの中には、すでにこうした変化を経験している人もいれば、まだ経験していない人もいると思います。変化のスピードは、ひとによってバラバラなので、お友だち比べて不安にならなくても大丈夫ですよ。

       

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