【10代向け・からだ女子編③】中学生・高校生女の子へ「ダイエットのおやくそく」
テレビや雑誌、動画をみると、女優さんやモデルさんなど細い女性がたくさん目に入りますよね。
「やせたい」と思う子どもは、中学生や高校生だけでなく、小学生にもいます。また、女子だけでなく、男子の間でもダイエットしたいに対する関心が高まっています。ですが、「やせたい」と思うあまり、食べるものを極端に減らしたり、決まったものしか食べなかったり間違った方法でダイエットをすると、さまざまな体への影響があります。
この記事では、小学生高学年頃から中学生、高校生の成長期にある女の子によるダイエットがもたらす危険や、ダイエットをするときの約束ごとをお伝えするので、読んでくださいね。
みなさんは、子どもから大人の体へと変わる時期にいます
小学生高学年~中学生頃は、子どもから大人の体型へと変わる時期。性ホルモンの分泌が増えて、男子は男性らしく、女子は女性らしい体へと変化します。女の子の場合は胸の膨らみも見られ、体も全体的にふっくらとするので、太ったと感じる子もいるかもしれませんね。
この時期、あなた自身のからだに対しても関心は高まります。自分の外見やスタイルが気になるようになる他、家族や友だち、周りの人からの評価を気にするようにもなります。
もしかしたら、家族や友人の、「最近、ちょっと太った?」など、何気ない一言が原因で「やせたい!」と思うようになった子も、いるかもしれません。
しかし、テレビや雑誌、動画に出てくる女性は、ごく一部の人たちであり、写真は細くみえるように加工されていたりもしています。何より、からだは一人ひとり違っていて、それぞれが美しいということを忘れないで欲しいです。
小学生高学年~中高生の頃、ダイエットするとどんな危険があるの?
「食事を抜く」「〇〇だけ食べる」などのダイエットは、このような悪い影響があります。
・朝起きにくくなる、勉強や部活へのやる気・集中力がでなくなる
・生理トラブル
体重を減らしすぎると、生理が遅れたり止まったりすることがあります。生理が止まる「無月経(むげっけい)」が続くと、妊娠がしづらくなる不妊症(ふにんしょう)につながることも。
・骨粗(こつそ)しょう症
ダイエットにより骨を強くする役割のある女性ホルモンが減ると、骨がもろくなります。
・摂食障害(せっしょくしょうがい)
自力ではなかなか治せない、拒食症(きょしょくしょう)や過食症(かしょくしょう)などにつながることも。
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