【10代向け・男子の悩み②】「ペニスが大きい小さい、形が気になる、包茎かも」

中学生、高校生くらいになると、男子・女子ともに、身体や性に関するさまざまな悩みやモヤモヤを抱えるようになります。
身体や心に変化がおとずれる思春期、とくに「ペニス(おちんちん)」や「性」に関する悩みは友達や家族にも言いづらいので、ひとりで抱え込みがち。
この記事では、中高生男子のよくある悩みと、それに対する気持ちの持ち方を紹介します!

 

ペニスの大きさについての悩みって?

ペニスの大きさは、人種によっても差はありますが、大きさは人それぞれ。大切なのは、大きさよりも機能です。多少小さくても、性行為で射精するということができれば、医学的には問題ありません。
10代の頃は、ペニスも成長する時期なので、あまり気にし過ぎなくても大丈夫。目安としてペニスの長さが3㎝程度であれば、男性ホルモンの分泌に問題がある可能性があるので、家族や親と一緒に病院で相談が必要です。

 

ペニスの形、包茎についての悩みって?

ネットなどで、包茎をはずかしいことだと訴求し、手術をすすめてくる広告を見たことがありますか?
10代だけでなく、男性がペニスについて悩むことが多いのが、包茎です。包茎には、手などで皮がむける仮性包茎(かせいほうけい)と、皮が全くむけない真性包茎(しんせいほうけい)があります。実は、日本人の男性は仮性包茎が多く、めずらしいことではありませんし、すぐに治療が必要というわけでもありません。
真性包茎は、垢などの汚れがたまりやすいので、お風呂でていねいに洗う必要があります。
いずれの包茎にせよ、清潔にすることが大切です。

 
もし、将来的に包茎手術を検討するときは、ネット広告にある美容整形などではなく、泌尿器科を受診すると安心です。
 

顔や体と同じように、性器の大きさや形は人それぞれ

中学生・高校生の頃は、自分の体への興味だけでなく、友達や他の人と比較するようになります。男性のシンボルであるペニスのことは、誰かに相談がしづらいこともあり、モヤモヤを抱えがちですが、ペニスの大きさや形にも個性があるのが当たり前。
みんなの顔や体がそれぞれ違うように、ペニスの大きさや形も同じ、人それぞれ違っているものなんですよ。

 


※こちらの記事は、保護者向け記事思春期男子の悩みごと「包茎、ペニスが大きい小さい、形が気になる」(監修:思春期相談士・中谷 奈央子)をもとに、中高生向けに編集しなおしています。

       

おすすめ性教育コンテンツ