<3歳以上の子どもに>性教育絵本の選び方とおすすめ絵本8選!

昨今注目されている、「幼児期からの性教育」。子どもにとって、性教育は大切なテーマですが、どうやって伝えたらいい?と迷う保護者も多いでしょう。
そんな方におすすめなのが、子どもたちに自然な形でこのテーマを伝えられる性教育絵本です。
 
本記事では、子どもに伝えたい内容や保護者自身の価値観などを踏まえた性教育絵本の選び方について解説し、おすすめの絵本8冊を紹介します。
会話によるコミュニケーションが取れるようになった3歳頃のお子さんと楽しめる絵本。
小さなお子さんで集中がつづかない場合は、イラストをみせながら、部分的に読み聞かせてみることからはじめてみてくださいね。

性教育絵本の選び方・ポイント

性教育絵本を選ぶ際には、子どもの年齢や発達段階に合わせて、伝えたい性の知識が含まれる内容を選ぶことが大切です。
例えば、幼児向けの絵本では、自分のからだやこころのこと、プライベートゾーンのこと、男女のからだの違いなどについて、シンプルに説明してくれる絵本がよいでしょう。
一方、小学生向けの絵本では、これから訪れる思春期に伴う体と心の変化、人間関係などについても詳しく伝えてくれるもの、など。
また絵本のイラストや文章のわかりやすさも選ぶときの重要なポイントです。
子どもが興味を持ちやすいイラストや、理解しやすい言葉が使われているかを確認しましょう。子どもがより楽しく学ぶことができ、自然に性について理解を深めることができます。
さらに、性教育絵本は保護者自身の価値観に合ったものを選ぶことも大切。
性教育にはさまざまなアプローチがあり、例えば「赤ちゃんってどうやってできるの?」という内容について、性行為についてイラストも含めて具体的に説明している絵本もあれば、具体的には描かれずに、受精やお腹の中での赤ちゃんの成長を中心に描かれている絵本もあります。
保護者自身が繰り返し読んであげたいと思えること、子どもに伝えたい内容が描かれていることが、子どもと絵本を通じて性の会話をする第一歩となります。
 
それでは、3歳以上の子どもと読める性教育絵本をテーマに分けてご紹介します!

 

伝えられる性教育テーマ① 「赤ちゃんってどこから?」に答える絵本

あかちゃんは どこから くるの? (やさしく わかる 性のえほん)

田代美江子 (監修), WILLこども知育研究所 (編集), せべまさゆき (イラスト)
出版社:金の星社
 
「赤ちゃんはどこからくるの?」そんな子どもの素朴な疑問に、やさしく答えてくれる絵本です。
シンプルでわかりやすい言葉と、あたたかいイラストで、命のはじまりや体のしくみを伝えながら、「自分も大切な存在なんだ」と感じられる内容になっています。
3歳頃から読めるやさしい表現なので、初めての性教育にもぴったり。また、性交の描写はありませんので、はじめての性教育絵本として抵抗なく読めます。
 

 

伝えられる性教育テーマ② 体(からだ)の知識を伝える絵本

 絵本 からだうた

文・日暮 かをる/絵・中島 優子
出版社:エイデル研究所
 
ころんでけがをした女の子に、「どこがいたいの?」と先生が聞くと、「ここ」と指さします。すると、けがの場所の名前を知っている男の子が、「からだうた」で覚えたことを伝え、みんなで歌い始めます。
絵本を見ながら「からだうた」を歌うことで、性器も含めた体の名前を自然に覚え、体の仕組みや大切さを学べます。大人がやさしく触れながら歌うことで、安心感やふれあいの心地よさを共有でき、「あなたの全部が大切」というメッセージを伝えるきっかけにも。
歌詞と楽譜付きで、家庭や園ですぐに実践可能。体に興味を持ち始めた子、体を動かすのが好きな子、歌が好きな子にもぴったりな一冊です。
 

 

 あっ! そうなんだ! わたしのからだ 幼児に語る性と生

中野久恵 (著), 星野恵 (著), 勝部真規子 (イラスト)
出版社:エイデル研究所
 
「からだ」をテーマに、低年齢の子どもと日常的に楽しめる会話を中心に構成された絵本です。性の話題をいきなりするのは難しくても、体の話からなら始めやすいはず。
この絵本を通じて、自分や他人の体の大切さを学び、性犯罪やいじめから自分を守る知識も身につけられます。会話ができるようになる2歳頃から◎。男の子・女の子それぞれの排せつについても丁寧に描かれており、トイレトレーニングのスタートにもおすすめです。
 

 

伝えられる性教育テーマ③ プライベートゾーンを学べる絵本

 だいじ だいじ どーこだ?

遠見才希子 (著), 川原瑞丸 (イラスト)
出版社:大泉書店
 
「だいじだいじどーこだ?」そんなシンプルな言葉で、プライベートゾーンの知識や体の大切さを教えてくれる絵本です。
お医者さんには見せてもいいこと、家族に触られたくないときは「自分の体は自分で洗う」と伝えてもいいこと。イヤなときは「イヤ」と言えるけれど、言えなくても「あなたは悪くない」という大切なメッセージも描かれています。
絵本に登場する子は、男の子・女の子どちらともみえるイラストで、すべての子どもが感情移入しながら学べる一冊です。
 

 

 いいタッチわるいタッチ <だいじょうぶの絵本>

安藤由紀(著)
出版社:復刊ドットコム
 
かわいい動物の子どもたちと一緒に、プライベートゾーンについて学べる絵本です。自分の体を大切にすることや、たとえ友だちでも嫌なタッチをされたら「いやだ」と言っていいことを教えてくれます。
巻末には、性的虐待を防ぐ方法や、被害を受けた子どもが出すサインについての保護者向けの解説も。
文字が多めの絵本なので、3歳頃の子どもにはイラストを見せながら、部分的に読み聞かせするところからはじめることができます。
 

 

 はじめにきいてね、こちょこちょモンキー! 同意と境界、はじめの1歩

ジュリエット クレア ベル (著), アビゲイル トンプキンズ (イラスト), 上田 勢子 (翻訳), 堀切 リエ (翻訳)
出版社:子どもの未来社
 
日常でよくある「こちょこちょ」あそびを通じて、「同意」と「境界」について楽しく学べる絵本です。こちょこちょが大好きなモンキーは、みんなを笑わせたくてこちょこちょしようとしますが……。お友だちの気持ちを考え、「やってもいい?」とたずねることの大切さを学んでいきます。
「嫌なときは嫌と言っていい」「相手の気持ちを尊重することが大事」
かわいいイラストとやさしい言葉で描かれた、同意と境界を学ぶための“はじめの一歩”となる一冊です。
 

 

伝えられる性教育テーマ④ 自分の心(こころ)を知る絵本

 あっ! そうなんだ! わたしのきもち

徳永桂子(著),勝部真規子 (イラスト)
出版社:エイデル研究所
 
絵本を開くと、さまざまな子どもの表情がいっぱい。「この子はどんな気持ちかな?」と当てっこしたり、「こんな気持ちになったことある?」と会話を楽しんだり、気持ちについて自然に考えられる仕掛けになっています。
シンプルながら、登場する気持ちに共感したり、自分の体験を思い出したりと、会話がはずみそう。保護者向けの解説も充実していて、伝えたい知識や具体的な使い方、声かけのポイントが丁寧に紹介されています。
 

 

 すきって どんなきもち? いやって いえるかな? (やさしくわかる性のえほん)

田代美江子 (監修), せべまさゆき (イラスト)
出版社:金の星社
 
「すき」「いや」といった気持ちを大切にすることを、やさしく伝えてくれる絵本です。
子どもたちが自分の気持ちに気づき、それを言葉にする大切さを学べるよう、わかりやすい言葉とあたたかいイラストで描かれています。
「すき」と「いや」はどちらも大事な気持ち。相手の気持ちを考えながら、自分の気持ちを伝える方法を、親子で楽しく学べます。
 

 
性教育は、特別なものではなく、普段の会話の中で少しずつ伝えていくことが大切です。今回紹介した絵本は、3歳頃から楽しみながら学べる絵本です。自分の体を大切にすることや、気持ちを伝えること、相手を思いやることなど、大事なことを自然に身につけられます。
絵本をきっかけに、親子で気軽に話してみませんか?

       

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