【ココカラ学園インタビュー】「教えて、サッコ先生! 〜こころとからだについて・みんなの気になるギモン〜」

Yahoo!きっず「ココカラ学園」では、ユネスコの「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」に沿った性の知識を小学生向けに配信しています。
今回は、命育を読んでくれている方に「ココカラ学園」で紹介されているインタビュー記事をご紹介!
ぜひお子さんと一緒に、こころとからだを学ぶきっかけにしてくださいね。

お話を聞いた人


サッコ先生(高橋幸子さん)

 
産婦人科医。埼玉医科大学医療人育成支援(しえん)センター・地域医学推進センター勤務。日本家族計画協会クリニック非常勤医師。「性教育に関わる医師になり、正しい知識を広げたい」という思いから、家庭でできる性教育サイト「命育(めいいく)」の制作にたずさわるなど、性教育を広めることに力をつくしている。全国の小学校・中学校・高等学校では、年間160回もの性教育の講演を行っており、「サッコ先生」の愛称(あいしょう)で親しまれている。

インタビューをしているのは…


あさひ(ココカラ学園 インタビュー部)

ココカラ学園の生徒「あさひ」がインタビューをお届けします。カードゲームで遊ぶことが大好きで、プログラミングにも興味があるよ。
 

こんにちは、ココカラ学園インタビュー部のあさひです。今日は「こころ」と「からだ」についてお話を聞かせてください! よろしくお願いします。

 

はい! よろしくお願いします。

 
今回はこんなことを聞いてみたよ。
 

1. こころとからだのことを学ぶってどういうこと?
2. こころとからだのことを学ぶときに、知っておくとよいことは?

 

こころとからだのことを学ぶってどういうこと?

 

あさひ:「こころ」はともかく、「からだ」について知る、と聞くと少し恥ずかしい気持ちがしてしまいます。こころとからだのことを学ぶってどんなことなのでしょうか?
 

サッコ先生:からだについて知るということは、からだを大切にする方法を知るということです。例えばどんな栄養をとればよいか、どうやってからだを休めるか、大人になるにつれてからだがどうやって変わっていくのか。
 
こころも同じ。こころについて知るということは、こころを大切にする方法を知るということです。悲しいときやつらいとき、まわりの人と意見がちがってぶつかってしまったとき……。そんなとき、誰(だれ)に相談すべきかを決めておくことも、こころを大切にする方法の一つですよ。
ちなみに、普段(ふだん)から何かあったときに相談できる大人(おとな)を一人(ひとり)ではなく三人思いうかべておくことをオススメします。

 

あさひ:なぜ三人なのでしょうか?
 

サッコ先生:「相談できる大人」と聞いて、家族を思いうかべた人もいますよね。でも、思春期になると、おうちの人と意見がぶつかってしまうことがあるかもしれません。そんなときのために、家族のほかにも、外に相談できる大人を見つけておいてほしいからです。
 

あさひ:なるほど、おうちの人以外にも相談できる人を思いうかべておくことが大事だということですね。
 

サッコ先生:そうですね。それから、一人だけに相談しても「この人からは思っていたような答えがもらえなかったな」「まだ解決できていないな」と思ってしまうこともあるかもしれません。そんな時もあきらめずに、三人までは相談してほしいなって思います。
 
大人であっても、みんながこころやからだについてくわしいとは限りません。それでも、三人に声をかけられれば、きっと一人はこころやからだにくわしく、ていねいに話を聞いてくれるのではないかなと思うからです。
 

あさひ:なるほど、困った時は一人だけではなく、少なくとも三人まではがんばって相談してみます!
 

サッコ先生:ぜひそうしてください!
そして、こころとからだはすべての人にあります。一人ひとりちがって、その人だけのものです。
こころとからだについて学ぶことで、まずは自分のこころとからだを、そして次にあなたの周りの「大切な誰か」のこころとからだを守れるようになってほしいと思います。
 

こころとからだのことを学ぶときに、知っておくとよいことは?

 

あさひ:
こころとからだのことを学ぶというのがどんなことか分かりました!では、こころとからだのことを学ぶときに、知っておくとよいことはありますか?
 

サッコ先生:子どもから大人になるとき、みなさんのからだには大きな変化が起こります。「変化」と聞くと不安な気持ちになる人もいるかもしれませんね。でも、これから経験する変化についてあらかじめ知っていれば、不安な気持ちを減らすことができると思います。
 

あさひ:あらかじめ知っておくことで不安な気持ちが減るのであれば、ぜひ知っておきたいです!
 

サッコ先生:一つ心に残っているお話を紹介(しょうかい)させてください。先生が高校生のときに、こんなことを教えてくれた学校の先生がいました。
 
「つらいときには、とことん悩み(なやみ)なさい。悩んで悩んで、悩みつくしたら、ポンっとうき上がることができるんですよ。例えばピンポン玉を水の中に沈め(しずめ)ていくと、深く沈んだ時の方がより高くはね上がることができるんですよ。だから安心してとことん悩みなさい。」
 
こんな考え方を知っておくと、悩みを持つことがちょっとこわくなくなりませんか? 「こころやからだ」についての新しい考え方を知ることで、みなさんがそれぞれ、よりステキに生きていくことができるのではないかな、と思います。
 
サッコ先生のインタビュー続きは、Yahoo!きっず「ココカラ学園」「教えて、サッコ先生! 〜こころとからだについて・みんなの気になるギモン〜」で読めるよ。
 

Yahoo!きっず「ココカラ学園」は、小学1~6年生を対象に、「こころ」と「からだ」に関する知識を楽しみながら能動的に学ぶことができるコンテンツです。

ココカラ学園とは…
*国際的な性教育の指針であるユネスコ「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」に準拠
*「性」に関する知識やLGBTQ、多様性などの幅広い概念を、クイズや学習記事で楽しみながら理解を深めることができる
*専門家や著名人の「ココロやカラダ」に関するインタビューを読み、「性」を自分事化して考えることができる
*もしもの時に相談できる病院や、電話・メールなどの相談先を知ることができる
ぜひ、一緒にインタビューを読んで感想を話し合ったり、クイズにチャレンジしたりと、お子さまと一緒に「性」について考えるきっかけ作りにお役立ていただけますと幸いです。

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