児童期 思春期
性犯罪に関する法律③:グルーミング対策の「面会要求罪」、泣き寝入りさせない「時効延長」。子どもに伝えたいこと

2023年7月13日の刑法改正により、性犯罪に関する法律が大幅に改訂されました。
前編では、「同意」をポイントにした、法改正の詳細と、子どもに伝えたいこと、中編では性的な部位、場面の撮影や撮影された動画・画像の扱いに関する法律について紹介してきました。
今回は、「16歳未満のものに対する面会要求等の罪」や、「公訴時効期間の延長」といった法改正についてご紹介します。これらは、子どもの性被害を予防するため、そして、被害から時間が空いた後でも、被害に気づいた時に申告できるようにするため、これまでの経緯を踏まえて新設・改正されたものです。
今一度、保護者自身も「対等な関係性」や、「人権」について考えるきっかけにしてください。
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INDEX:
- 性的な目的で子どもを手なずけ、コントロールする「グルーミング」対策「16歳未満のものに対する面会要求等の罪の新設」
- 公訴時効期間の延長
- 「対等な関係性」や「自分の権利」について子どもに伝えよう
- グルーミング、性被害に関する専門家Q&A
性的な目的で子どもを手なずけ、コントロールする「グルーミング」対策「16歳未満のものに対する面会要求等の罪の新設」
刑法改正により、16歳未満の者に対する面会要求等の罪が新設されました。この犯罪は16歳未満の人が性被害に遭うのを防止し、保護する観点から、実際の性犯罪被害に遭う前段階の行為を処罰するものとして新設されたものです。
グルーミングとは
「グルーミング」とは、動物の「毛繕い・身繕い」を指しますが、ここでは、子どもを性的に搾取することを目的とした、「手なずけ」という意味合いで使われます。具体的には、子供に接近して信頼を得て、その罪悪感や羞恥心を利用するなどして関係性をコントロールし、性的に搾取する行為、で次のような類型があるとされます(※参考1)。
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