【命育 × 『子ども防犯性教育』企画】第1回 プライベートゾーンって、なに?<まんが・図解で解説>

コンテンツ協力:『10歳までに知っておきたい まんがでわかる! 子ども防犯性教育』/監修:産婦人科医 高橋 幸子、NPO法人体験型安全教育支援機構 代表理事 清永 奈穂、まんが作画:フルカワ マモる 出版社:KADOKAWA
子どもが安心して毎日を過ごすために、 自分のからだを知ることと、自分の身を守る方法を知っておくことは、とても大切です。防犯の知識と性教育の知識は、実はつながっていて、どちらも「子どもの安全を守る」ためのもの。10歳までに知っておくと、子ども自身が判断しやすくなり、困ったときに「助けて」と言える力につながります。
この企画では、KADOKAWA『10歳までに知っておきたい まんがでわかる! 子ども防犯性教育』のまんがを取り上げながら、小学生にもわかりやすく、親子で話しやすい形で「からだ」と「防犯」の大切なポイントを紹介していきます。まんがにはすべてふりがながついているので、ぜひお子さんと一緒に読みながら、日常の中で「からだのこと」や「身の守り方」について話し合うきっかけにしていただけたら嬉しいです。
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INDEX:
- プライベートゾーンってどこ? 子どもにどう説明すればいい?
- 小学生に「体の守り方」を教えるとき、何から始める?
- 「イヤと言っていい場所」は? 子どもが迷いやすい場面とは
- お医者さんに見せるのは大丈夫? 例外を分かりやすく伝える
- プライベートゾーンと防犯はどう関係する? 性被害予防の「基本のき」
- 低学年でも分かる言葉は? 家庭で使える声かけ
- 触ってくる友達・「見せて」と言われたときの対応

プライベートゾーンってどこ? 子どもにどう説明すればいい?
まんがにも出てくるように、プライベートゾーンとは 「他の人に見せたり、触られたりしてはいけない、大切なところ」 のことです。
胸、おなか、性器、おしり、そして「口」も含まれます。水着や下着で隠れている部分をイメージすると分かりやすいですが、子どもには図やイラストを使って伝えると、より理解しやすくなります。
「ここはあなたが大切にしていい場所なんだよ」 という前向きな言葉とセットで伝えることがポイントです。

小学生に「体の守り方」を教えるとき、何から始める?
防犯を教えるとき、多くの大人は「知らない人について行かない」から話し始めがちです。しかし、実際の性被害では、子どもが「知っている人」から被害に遭うことも少なくありません。
だからこそ、 「自分の体自分で守っていい」 という感覚を、まず最初に育てることが大切です。
まんがの中でも、子どもが危険のサインに戸惑っている様子が描かれています。プライベートゾーンを知ることは、その迷いをなくし、判断しやすくする土台になります。
「イヤと言っていい場所」は? 子どもが迷いやすい場面とは
プライベートゾーンの話をすると、子どもはよくこんな質問をします。
「じゃあ、いつイヤって言えばいいの?」
「相手が大人だったら言っちゃいけないの?」
このように、「プライベートゾーンは、だれに対してもイヤと言っていい場所」 と明確に伝えておくと、子どもは迷わずに行動できるようになります。

お医者さんに見せるのは大丈夫? 例外を分かりやすく伝える
子どもが混乱しやすいのが「例外の場面」です。まんがでも描かれているように、診察やけがをしたときは、医師がプライベートゾーンを見る必要があることがあります。
その際には、
・保護者がそばにいる
・子どもの健康のために必要な場面である
という、安心できるための約束ごとがあります。
「お医者さんは病気を治すためだよ」「ちゃんと何するかは説明してくれるよ」 と具体的に伝えると、子どもは安心して状況を理解できます。

プライベートゾーンと防犯はどう関係する? 性被害予防の「基本のき」
プライベートゾーンの理解は、防犯教育とも非常に深く関わっています。プライベートゾーンに関するルールを知っていると、
「これはおかしい」「これは危ないかも」
という感覚が育つため、子ども自身が危険を察知しやすくなります。
まんがにも「不審者情報を聞いて不安になる子どもたち」の様子が描かれていますが、知識が曖昧だと、ただ怖い気持ちだけが残ってしまいます。安心して行動できる子を育てるために、まずは次で紹介するような基本ルールから伝えていきましょう。

低学年でも分かる言葉は? 家庭で使える声かけ
まんがにも出てくるように、難しい言葉を使わなくても、子ども自身が理解できるようになります。たとえば、
「体には、『ここは大切にするところ(プライベートゾーン)だよ』っていう場所があるんだよ」
「イヤな気もちになったら言っていいよ」
「大切にするところ以外も全部、あなたの体はあなたのものだよ」
こうした言葉は、子どもの自己決定感につながります。
「ダメ!」と厳しく伝えるよりも、「大切にしていいんだよ」という方向で伝えると、子どもは前向きに受け止められます。
触ってくる友達・「見せて」と言われたときの対応
学校や公園などで、友達から、「見せて」 と言われたり、勝手に見られたり触られたりしてしまうケースもあります。まんがでも、「友達同士でもNG」であることが示されています。
友達であっても、 プライベートゾーンを見せなくていいし、触られなくてもいい というルールは同じです。
「イヤだよ」「やめてほしい」 と断る練習を、家庭でもしておくと安心です。
おわりに
最後にもうひとつ大切なのは、子どもが 「困ったときはおうちの人に言って大丈夫」 と感じられることです。
具体的な場面を一緒に考えながら、「変だなと思ったら、すぐ教えてね」 という言葉を日頃から伝えておくと、子どもの心の安全が守られます。
プライベートゾーンを知ることは、子どもが自分の体を大切にし、危険な場面で助けを求めるための、いちばんやさしいスタートです。
次回は、「人にしちゃいけないことって?」 というテーマを、クイズでわかりやすく取り上げます。










