児童期

子どものスマホで「性的な広告」をブロックしてみた!親ができる5つの対策

「子どものスマホに、こんな広告が!?」フィルタリングをかけているはずの子どものスマホに突然表示される性的な広告に、ビックリしたことはありませんか?
 
2025年、主要な電子コミック配信会社11社が、性的な描写を含む広告の配信を取りやめると発表しました。子どもが思わず目にしてしまうような広告に対して、ようやく業界としての対応が進み始めたと言えます。
とはいえ、あらゆる場所で今もなお性的・不適切な広告が表示されるケースは依然として残っています。
 
完全に広告を消すことは難しくても、「表示されにくくする工夫」は、保護者の手で今すぐはじめられます。
今回は、実際に小学生の子どもを持つ筆者が試した、「スマホでできる具体的な対策」をご紹介します!
 

更新日:2025/06/10
コンテンツ協力:こたエール/ネット・ケータイのトラブル相談窓口

なぜこんな広告が出てくるの?

広告の仕組みは基本的に「閲覧履歴」や「アプリの使用状況」に基づいたターゲティング。子どもが使っている端末でも、大人向けのサイトやアプリを利用していると、そこから由来する広告が表示されることがあります。
 
特に以下のような広告では注意が必要です。
 

  • ・無料アプリやゲームアプリ内の広告
  • ・YouTubeやInstagramなどのSNS広告
  • ・検索エンジン経由で出てくるWebサイトのバナー広告

 
完全にブロックすることは難しいですが、「表示されにくくする設定」は可能です。

試してみた!不適切広告を減らす5つの方法

それでは、子どものスマホで表示される不適切な広告やコンテンツを、できるかぎり制限する設定を“とことん”試してみました。
ぜひ皆さんのお子さんのスマホを手に、設定ができているか確認しながら読んでみてくださいね。
 
※バージョンや利用端末によって多少、設定フローや表示名は異なります。

 

1. Googleの「セーフサーチ」をオンにする

Google検索を使用する場合は、まず「セーフサーチ」を有効にするのが基本。
 
設定方法:
Googleの検索画面 → 歯車アイコン「設定」 → 「プライバシーとセキュリティ」→「セーフサーチ」 → 有効「オン」にする
 

 
参考:セーフサーチを使用して露骨な表現を含むコンテンツを除外する(Googleヘルプ)

2. SNSの広告設定を見直す(Instagram・YouTubeなど)

InstagramやYouTubeでは、広告表示のカスタマイズが可能です。
 
Instagramの場合:
右上にある「設定」メニューから「アカウント」→「不適切なコンテンツをコントロール」で、一部の不適切なコンテンツについて「表示を減らす」に設定
また「Metaファミリーセンター」を活用し子どものInstagramアカウントを管理することも可能です。
 
参考:お子さんにInstagramを安全にご利用いただくために(Instagramヘルプ)
 
YouTubeの場合:
アカウントの設定から、「プライバシー」→「マイアドセンター」→Googleアカウントに移動し、広告設定から、パーソナライズド広告をオフにすることが可能です。
 

3. App Store/Google Playで年齢制限を設定

お子さんの年齢に適さないアプリのダウンロードを防ぐには、アプリストア側の制限をかけるのが有効です。
 

  • iPhone(iOS):「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」
  • Android:「Googleファミリーリンク」アプリで年齢設定やアプリ制限が可能

 
これにより、18歳以上向けコンテンツを含むアプリのインストールや使用が制限されます。
参考:Googleファミリーリンク

4. 広告に「不適切」とフィードバックを送る

SNSや動画サービスで表示された広告には、通報機能があります。見せたくない広告が出たら、面倒でも「報告」「非表示」の操作をしましょう。
これは精度の高いフィルタリングを促す上でも有効です。

 

5. 端末設定でコンテンツ制限をかける

iPhoneでは「スクリーンタイム」、Androidでは「ファミリーリンク」で、Webコンテンツそのものの表示制限ができます。
 
例えば:

  • ・成人向けWebサイトを自動ブロック
  • ・SafariやChromeの検索結果を制限
  • ・アダルトコンテンツを含むサイトを個別にブロック

実際に5つの対策を試してみた結果…

設定後、子どもが普段よく使うSNSや動画アプリ、ゲーム、検索エンジンなど、さまざまなサイトやアプリを一緒に確認してみました。
 
1週間、様子をみていましたが、不安だったような性的・不適切な広告は、目にすることはありませんでした。
 
もちろん、広告やコンテンツは日々変化するため、「これで完全に安心」と言い切ることはできません
だからこそ、今後も定期的にチェックを行い、必要に応じて設定の見直しやアップデートをしていこうと思います。

<アダルト広告に関するQ&A>

ネットトラブルにあったときに相談できる「こたエール/ネット・ケータイのトラブル相談窓口」に実際にあったお悩みと、その回答をご紹介します。
 
Q:外出先で子供にスマートフォンを貸してほしいと言われ、貸したまま目を離してしまい、その間に子どもがアダルトコンテンツを見てしまったようです。
アクセス履歴を確認すると、ゲーム攻略サイトにアクセスしており、そのサイトにはアダルト広告がたくさん表示されていました。

 
後も不適切なコンテンツを子供が見ないように、フィルタリングなどのペアレンタルコントロール(機能制限)の利用をおすすめします。特にフィルタリングは法律上も、子供が利用するインターネット端末で利用することが決められています。
保護者のスマートフォンであっても、子供に貸している間はフィルタリングで制限できると良いでしょう。ペアレンタルコントロールは、フィルタリングのほか端末の各種機能を制限する仕組みもあり、時間制限、課金禁止、アプリのダウンロード制限などができるため、有害コンテンツをきっかけとしたトラブル防止のためにも、フィルタリングと併せて利用してください。
 
こうしたケースのポイント:
有害な画像や動画、問題のある広告など、子供に見せたくないコンテンツがインターネット上にはたくさんあり、見る側で防ぐ対策をすることが大切。
フィルタリングなどのペアレンタルコントロールのほか、広告をブロックする機能・設定を利用する方法も。
インターネットに接続できる端末は、スマートフォン、タブレット、PC、ゲーム機、音楽プレーヤー、テレビと増えており、機能や設定もそれぞれであるため、子供に使わせる端末でどのような制限ができるのかよく知っておくと良いでしょう。
コンテンツ提供:こたエール/ネット・ケータイのトラブル相談窓口

最後に:テクノロジー+親子の対話がいちばんの対策

性的な広告を完全にブロックすることはむずかしいものの、今回紹介した設定を組み合わせれば、「不適切な広告と出会う確率」は大きく減らせます。
 
そしてもうひとつ大切なのが、性的や暴力的な描写を含む広告が表示されることがあることや、不容易にクリックしないこと、などを日頃から話をしておくこと。
 
また、もしそのような広告を見てしまったときは、不安になったり気分が悪くなったりしていないか、感じたことを話してもらうこと。
 
スマホ利用は、子どもにとって魅力的なツールでもある一方で、リスクもあることを親子で共有しながら、安心して使える環境を整えていきましょう。
 

関連記事:もし、子どもがアダルトコンテンツを目にしていたら…?「そんなときに、子どもに何を伝えたらいい?!」がわかる動画です。
アダルトコンテンツとリアルの違いなど、詳しく説明してくれているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
思春期前の子どもに「アダルトコンテンツ」についてどう話をしたらいい


 

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