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思春期向けに書かれた書籍もおすすめ

異性のお子さまへどう伝えるか、とても悩みますよね。そのご家庭の雰囲気によって、どの程度性の話をオープンにできるかには差があるかと思いますが、話しやすい雰囲気の場合には避妊や性感染症のリスクやその予防について、科学的な事実をきちんとお伝えいただいてよいと思います。少し話しにくい、という場合には思春期向けに書かれた書籍をそっと渡すという方法もおすすめです。お母さまだけでは難しい時には、ぜひご主人さまや身近な男性の力も借りながら伝えてみてくださいね。（助産師、思春期保険相談士・シオリ―ヌ（大貫　詩織））

大事なのはコンドームを使う必要性を理解させることです。

以前、妊娠して受診してきたカップルは、彼の親から「彼女ができたなら」とコンドームをもらったそうです。そして、親からもらったコンドームがなくなったら、そのあとはもうコンドームを使わなくなったとのことでした。大切なのはコンドームを渡すことではありません。コンドームを使う必要性（避妊だけでなく性感染症についても）を理解させることです。
思春期になると親から言われるのは嫌がる子もいるでしょうから、難しい場合は本の力を借りるのがおすすめです。ジェームスドーソンの『下半身入門』（思春期男子お勧め本、パートナーを大切にすることも書かれている）という本と、コンドームを一緒に渡してあげられるといいですね。（埼玉医科大学　医療人育成支援センター・地域医学推進センター╱産婦人科・高橋幸子）

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