角川つばさ文庫「もう子どもじゃない？ はじめてのなやみ、はじめての恋」を子どもと読んでみました！
毎月命育プレミアム会員様にお届けしているプレゼントキャンペーン、3月は、KADOKAWA出版の小中学生向けの児童文庫レーベル、「角川つばさ文庫」から、2022年1月に刊行された書籍『もう、子どもじゃない？ はじめてのなやみ、はじめての恋』を、5名様にプレゼントいたします。
この本は、「前思春期の女の子が、自ら手にとって読みたいと思える本」をコンセプトにした、小学生のうちに知っておきたい性に関する基本知識を学べる小説形式の本。
命育の監修もいただいているサッコ先生こと、思春期外来を行う医師の高橋幸子先生監修の性教育本です。
思春期前の女の子に知ってほしい性の知識が、「小説」と「コラム」で分かりやすく、学べるということ。作者は「ジュエルペット」など小学生におなじみのテレビアニメも多く手掛ける、脚本家であり、作家の福田裕子さん。物語を読み進めながら、性の知識も学べるなんて素敵です。
娘とさっそく読んでみました！
体の変化やこころの変化に戸惑いはじめる児童期女子におすすめの本。
表紙には可愛い女の子達とタイトル「もう、子どもじゃない？ はじめてのなやみ、はじめての恋」とあります
もうこれだけで、なんだか胸キュンな甘酸っぱい気持ちになってきます。少女漫画のような恋愛ストーリーが始まるのでしょうか？
読み始めると、新学期だというのに、ユーウツな気持ちの主人公。登校中にばったり素敵な男の子に助けられて、学校に行ったらその子が転校生！！少女漫画あるあるの展開で、思わず一気読みできる内容です。
児童向け小説とあって、イラストも豊富で、展開も楽しく、マンガのようにすらすら読み進められるようになっています。まだ大人向けの小説は難しいかも、と思う小学校中学年のお子さんにも読みやすいでしょう。
物語は、恋愛ストーリーだけではなく、小学生女子に知ってほしい性の知識のエッセンスが詰まっています。例えば、最初の主人公の悩みは「体型の変化」のこと。
主人公の気持ちに共感する子もいるでしょうし、そんな変化が起こることをどこかで覚えておいてもらうためにも、ぜひ思春期になる前の小学生に読んでほしい内容だと思いました。
等身大の登場人物に共感しながら、体、性について学び、成長中の自分を好きになってほしいという、ポジティブなメッセージが込められた一冊
主人公は小学5年生に進級した女の子。学校での一年間の日常のできごとや悩みで物語は進んでいきます。6つの章に分かれていて、それぞれに性の知識のテーマがあります。そして、章の終わりに、サッコ先生のコラムがあり、詳しい解説や先生からのメッセージがついています。
各章のテーマは例えば、
- ・「体型の変化・ブラジャーについて」
- ・「生理について」
- ・「生理痛について」
などなど・・・
直接話しても、まだ自分ごとでなかったり、聞いてもらえなかったり、という内容や、親も思春期前に伝える必要性を意識していないことについて、詳しく説明してあります。サッコ先生執筆のコラムは、思春期を迎える女の子に向けた応援のメッセージが詰まっています。成長を見守ってくれるようで、読むだけで元気になりそうです。
直接伝えるには、お互いに恥ずかしくて言いにくいこと、思春期になる前に知っておいてほしいことが伝えられる、小学生におすすめの本
小6の娘に感想を聞いてみました。
どのテーマが一番役に立ったと思ったか聞いてみたところ、「LGBTQ」について、とのこと。「Quia」は初めて聞くワードだったようです。他のテーマも気になるところがあったのではないの？と親としては思いますが、恥ずかしいのか、興味のない素振り。とはいえ、生理前の不調についての「PMS」など、知らない単語もあったようで、新しい知識を授けることが出来て良かったです。
本人曰く「小学３、４年生向けだと思う」ということでしたが、きっと役に立ってくれたことでしょう。
ちなみに小3の息子も読んでいましたが、特に抵抗なく読んでいました。女子の体型の変化や生理の事、男子にもぜひ知っておいてほしいことなので、男女ともにおすすめしたい一冊です。
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