【レポート】「はじめてのおりものキット」全国のPTA・保護者会等に届け!贈呈の様子を取材させていただきました

暑い暑い7月にスタートした、「はじめてのおりもの」プロジェクト。このプロジェクトは、日本で最初のおりものシート「サラサーティ」を開発した小林製薬さんと「命育」とのプロジェクト。「はじめてのおりものキット」配布を通して、親子での「おりもの」の会話を促し、女の子達が思春期の体の変化と前向きにつきあえるようになることを目的としています。
全国の、PTAや保護者会・子育て支援団体、助産院等から、配付予定数の約10倍近い4982セットを求める応募を77団体からいただきました。
とても多くの方に興味関心を抱いていていただき、ありがとうございました。
 

※「はじめてのおりもの」プロジェクトについて詳しくはこちらから

 

花小金井小学校保護者の会から、保護者の皆さんと子ども達へ贈呈

暑さが少しだけ落ち着いた9月末、プロジェクトに当選した東京都小平市立花小金井小学校保護者の会さんから、保護者と子ども達に、「はじめてのおりものキット」を贈呈する様子を取材させていただきました。

まずは、保護者の会委員長の椎名さんから、「はじめてのおりものキット」の内容や、応募理由、これから思春期を迎える子ども達への想いなどが丁寧に伝えられました。
保護者の方からは、「おりものって正直自分で説明できなかったので、助かります。」「娘と冊子を読んで、勉強しようと思います。」といった、率直で嬉しい感想が聞かれました。
また子ども達からは、「おりものについてはなんとなく知っていたけど、家に帰って、この本をしっかり読んでみたいと思います」といった感想や、「おりものは生理の前に始まる体の変化」という椎名さんの説明を聞いて、「お友達と同じ日に生理が来ました」といったエピソードを話してくれる女の子もいました。

保護者や子ども達への贈呈後、花小金井小学校保護者の会委員長椎名理沙さんに、「はじめてのおりものキット」への応募動機や、保護者の会として子ども達に何を伝えたいのかなど、今年の夏に負けないくらい、熱い想いを伺いました。
 

「はじめてのおりものキット」に応募した理由は?

ピータスのメールマガジンで知り、すぐに応募しました(笑)。
以前から保護者の会では、生理用品を4~6年生の女子トイレに置きたいよねと企画していました。保護者の会の予算で生理用品を買って、保護者がボランティアで置こうって話していたのですが、保護者の会はメンバーが毎年入れ替わるので、どうすれば持続可能な形で設置が続けられるか考えていました。

もともと、女の子の体の変化のこととか、全然恥ずかしいことじゃないし、もっと大人と子どもがフラットに話せるような環境になるといいな、と思っていたので、この「はじめてのおりもの」プロジェクトを知った時に、これだ!と思いました。
これに当選して、たくさんの保護者の人に「学校がこういうことをやるのいいな」って思ってもらえたら生理用品も置きやすくなるかも、協力してくれるボランティアの人も増えるかも・・・!と、ちょっと下心もあって(笑)、応募しました。

今回、「はじめてのおりものキット」当選と配付のお知らせを保護者に送ったところ、「学校でこういうことをやってもらえて嬉しい!」「とてもいいプロジェクトですね!」「こんなにしっかりしたもの、ありがとうございます!」と、想像以上に多くの反響をいただきました。それで気が付いたのですが、そういえば、生理のことばっかり考えていたけれど、「おりもの」について、全然知らなかったな、話す機会がなかったな、盲点だったな、って。なので、生理用品設置だけではなくて、「おりもの」について、親子で関心を持ってもらったり、話したりする、いいきっかけになって、本当によかったなと思っています。
 

 

「はじめてのおりものキット」を通じて伝えたい、子どもたちへの想い

” 実は、私の子どもは男の子なんです。男の子ですけど、私は家で生理の話はよくします。男の子だからって生理や女の人の体のことが関係ないとかではなくて、そういう話がもっと身近で、普通に学校でも話せる環境になるといいな、と思っています。
生理用品設置のボランティアには、男の子のお母さんもいますし、保護者の会には男性の役員もいます。今回の応募に対しても、誰一人反対する人はいなかったですし、男性の役員は娘さんが二人いるので、とても楽しみにしていたくらいです。私は生理のことも「おりもの」のことも、決して恥ずかしいものではなく、健康な体なら当たり前に起こる変化として、男女や大人子ども関係なく、フラットに話せる環境を作りたいと思っています。そのためには、保護者全員に関心を持ってもらったり、「いいね!」と言ってもらったりすることが絶対に必要で、今回のプロジェクトは、本当に良いきっかけになりました。”
 

「はじめてのおりものキット」お披露目

当選した保護者の会の皆さんも、受取った保護者や子ども達も、「こんなに立派なものがもらえるんですか?!」「スゴイの来たー!!!」と喜んでいただいた「はじめてのおりものキット」。小学生のお子さんが自分でおりものの知識を学べる冊子「はじめてのおりものBOOK」や保護者向けのリーフレット、おりもののケアに役立つ商品が詰まっています。

 

<「はじめてのおりものキット」内容>
向かって左から
サラサーティコットン100(おりものシート)
・おりものについての知識が詰まった子ども向け冊子「はじめてのおりものBOOK」
・保護者自身の知識のアップデート用「おりものの知識」リーフレット
サラサーティ ランジェリー用洗剤 経血・おりもの用

がセットになっています。

 

5年生向け「生理の話」の授業で、保護者の会から「はじめてのおりものキット」プレゼント

移動教室に備えて、保健の先生から5年生女子に「生理の話」の授業が行われました。女の子達が体の変化に興味を持つタイミングだから、ということで、保護者の会のお二方(椎名委員長と林さん)と小林製薬の山下さんから「はじめてのおりものキット」についてお話しさせていただきました。

先生からは、移動教室に向けての生理の心構えや準備、後始末などのマナーについて丁寧な説明があり、子ども達はとても集中して、静かに聞き入っていました。その後、保護者の会の椎名さんからは「はじめてのおりものキット」についてのお話とプロジェクト応募に込めた想いについてお話しいただきました。
 
保護者目線で、子ども達の心と体の成長や変化に寄り添ったお話は、思春期目前の女の子たちの心にも届いたようで、子ども達から拍手が起こっていました。小林製薬の山下さんからは「おりもの」の役割はもちろん、自分の体を知ることやお家の方に相談することの大切さについて、お話しいただきました。知ることや共有することで不安を払拭し、自分の体と前向きにつきあってもらいたいという、開発者ならではの想いを伝えていただきました。

子どもの成長は、親も子も嬉しいものですが、それに伴う体や心の変化については、きっかけがないとなかなか話しにくいですし、家庭によって差が出てしまいがちです。
今回、「はじめてのおりものキット」をPTAや保護者会の皆さんを通してご家庭に届けることで、「おりもの」についてだけでなく、これから訪れる様々な体や心の変化を前向きにとらえ、家族で不安なく付き合っていくことができればと思っています。
   
 

※「はじめてのおりもの」プロジェクトについて詳しくはこちらから

 
提供:小林 製薬「サラサーティ」 
プロジェクト/取材協力:PTA専用支援サービス「PTA’S(ピータス)」

       

おすすめ性教育コンテンツ