からだを見る・見られる機会が増える水遊びシーズン前に! お風呂タイムにからだやプライベートゾーンの知識を自然と身つけるお風呂ポスター

お風呂ポスターでからだ・プライベートゾーンを学ぼう

初夏並みの暑い日もでてきた季節、もうすぐ水遊びやプールの授業がはじまる園や学校も多いのではないでしょうか。からだの露出が増えるこの時期に、ぜひ前もってやっていただきたいのが、お子さんとの、からだの大切な場所「プライベートゾーン」についての会話。
今回は、お風呂タイムにからだやプライベートゾーンについて楽しく会話できるお風呂ポスターをご紹介します。
 

 

幼児~小学生に伝えたい「プライベートゾーン」の知識

プライベートゾーンとは、「自分のからだの大切なところで、必要な場合をのぞいて誰かが同意なく見たり触ったりしてはいけないところ」。具体的には、水着でかくれる部分と口です。幼児~小学生の子どもに伝えておきたいポイントは、以下のようなものがあります。
 
プライベートゾーンを見たり触られたりして、少しでも「イヤだな」と感じたら、「イヤだ」と言っていい
「イヤだ」と言ってその場を離れる、まわりの大人に話をする
もし「イヤだ」と言えなくても、あなたは悪くないし、「イヤだ」と言ってないからといって「いいよ」という意味にはならない
「自分のからだは自分だけのもの」なので、プライベートゾーンに関わらず「自分のからだのどこに、どのように触れることができるのかを決めてもいい」
 
プライベートゾーンについて理解することで、自分のからだはもちろん、友達や他の人のからだも大切にできる気持ちを育むことができます。
 

お風呂でリラックスしながら、からだやプライベートゾーンについての会話がはずむ♪

からだの洗い方を教えてあげたり、大人と子どものからだの違い、男の人と女の人のからだの違いも自然と知ることができたりするお風呂タイムは、お子さんとからだの話をするのにピッタリな時間。
そんなお風呂タイムに、「からだ」や「プライベートゾーン」の会話のきっかけになるものをつくりたい。そうしてできたのが、小児科専門医 工藤紀子先生監修の「からだ・プライベートゾーンお風呂ポスター」です。お子さんが分かりやすいように、ポイントを絞ってシンプルにデザインされているので、飽きずにくり返し使うことができます。部屋だと他のものに目移りしてしまったり、すぐ飽きてしまったりする子どもたちも、お風呂でなら集中できそう。
幼児のお子さんとは親子で会話しながら、ひとりで入浴するお子さんはゆっくり眺めながら、自然とからだやプライベートゾーンの知識を身につけることができます。

からだの名称、いくつ知っている?

「からだ」のポスターでは、男の子と女の子のからだの部位の名前(前・後ろ)が、可愛いイラストとともに描かれています。からだの名称を確認しながら、「きみのからだの好きな所はどこ?」「男の子と女の子、ちがうところとおなじところはどこ?」など、クイズ感覚で取り組める仕掛けも。
 
そして、からだの名前や男女の違いに加えて、からだは人それぞれに違っていて、それが当たり前だということも、会話しておきたいポイント。
小学生になると、からだの大きさや太さ、肌の色、髪の毛の状態など、自分と周囲の友達と比べて落ち込んだり、誰かのからだの違っているところを指摘してしまったりする場面も増えてくるかもしれません。「毛深いのが恥ずかしい」「(生まれつきある)アザを見られたくない」等の理由で、プールの授業を嫌がるケースもよく聞きます。
日頃から、「人のからだはそれぞれ違っている」「からだのことは言わない」ということを伝えておくとともに、保護者自身も、子どもと他の子を比べた発言は避けるよう気をつけたいですね。
 

からだの大切な場所、どこだ?

「プライベートゾーン」のポスターでは、プライベートゾーンがどこなのか、自分や他人のプライベートゾーンが大切なこと、少しでもイヤだと思ったら「やめて」といってもいいことなど伝えておきたいプライベートゾーンの知識がシンプルに書かれています。
水遊びやプール授業のときには、自分のからだを見せる機会やお友達のからだを見る機会も増えます。遊び半分に友達のプライベートゾーンを触ったり、自分のプライベートゾーンを見せたり、そんな場面も増えるかもしれません。
「自分のからだは自分だけのもの」「自分のからだと同じように、他の人のからだも大切。相手の『いいよ』がないときに、その人のプライベートゾーンを触ったり見てはいけない」お風呂タイムなら、そんな大切な話をリラックスして伝えられそうです。
 
お風呂ポスターは、お風呂以外にもトイレや子ども部屋に貼って使うこともできます。耐水紙なので、水がついたり汚れたりしても拭くだけでOK。ひらがなが読める子なら、トイレでひとりゆっくり眺めるのもおすすめです。

トイレに貼るのもオススメなお風呂ポスター

 

小学生の男の子が、お風呂で「お風呂ポスター」を使ってみると…

編集部メンバーの子ども(小学生低学年の男の子)に、お風呂ポスターで遊んだ感想を聞いてみました!毎日のお風呂タイムに、壁に貼って、くり返し遊んでくれているそうです。

「からだポスター」の感想

・おちんちんに「せいき」や「ペニス」という呼び方があることを知らなかった。
・「ふくらはぎ」という名前を知らなかった。足だと思ってた。
・女の子と男の子の性器が違うことを知らなかった。
と、知らなかったからだの部位を教えてくれました。そして、女の子の性器については、「ちつはどうなってるんだろう?何で見えないんだろう?おしっこはどうやってでてるのかな…」と、特に知らないことが多かった様子。
すぐに答えられないお子さんの「?」があったら、お風呂上りに絵本や本で一緒に調べながら話をするきっかけにもなりそうですね。
また、「後ろ姿の絵が、友達の後ろ姿に似てて、かわいい」と、思いがけない発見(!)があったようです。
「自分の体のどこが好き?」と聞いてみると「ぼくはお尻と目、あとは書いてないけどほっぺたが好き」と、自分のお気に入りのからだの部位を教えてくれました!

「プライベートゾーンポスター」の感想

「プライベートゾーンって言葉、この絵を見るまで知ってた?」と聞いてみると、「知らなかった。でも、今はわかるし、お友達にも教えてあげたことがある」とのこと。
また、お風呂の中で「やめて」という練習をしてみたという男の子。「どうだった?」と聞いてみると、「声が響いて楽しかった!」という感想もいただきました。
 
家族で遊びながら話をしたり、ひとりでゆっくり眺めてみたり、分からないことがあったら、絵本や本で調べてみたり…と、お風呂や部屋でからだやプライベートゾーンについて知るきっかけにしてみてくださいね。!

からだ・プライベートゾーンお風呂ポスター概要

性教育お風呂ポスター

対象:幼児~小学生低学年、中学年頃
含まれる内容:
・おふろでチャレンジ!お風呂ポスター2枚セット
①からだのなまえ、いくつしっているかな?
②きみだけのからだのたいせつなばしょ、どこだ?
・「おうちのかたへ」からだやプライベートゾーンについて会話するポイント
学べるテーマ:からだ、プライベートゾーン
監修:小児科専門医 工藤 紀子
仕様:A3サイズ耐水紙×2枚セット(片面フルカラー)
 

性教育お風呂ポスター手引き

お子さんへの伝え方のポイントをもっと詳しく知りたい」という保護者の方に、「おうちの方へ」という解説もありますので、まずはお部屋でゆっくり読んでから、お風呂タイムをお子さんと過ごしてみてくださいね!
 
「からだ・プライベートゾーンお風呂ポスター」は、命育サイトで詳しく紹介・販売しています。
 

 

       

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