Vol.02 パソコンの検索履歴に『おっぱい』!?/編集会議「性にまつわるエピソード編01」
2019/03/01
命育が行ったクラウドファンディングにご支援いただいた皆さんをお招きし、編集会議を開催しました。その様子を数回に分けて、レポートします。
今回の命育編集会議の参加者
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Iさん
(一児の父) -
Aさん
(二児の母) -
命育メンバー
(宮原、八木、伊賀、戸田、長井、中島)
「パソコンの検索履歴に「おっぱい」が!?」
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息子が小学校2年生の頃に、家のパソコンのYouTube検索履歴に『おっぱい』って残っていたんです!
それをみた妻が「何やってるの?!」って画面を見せてきたことがあって。
妻に言ったんですよ!俺が「おっぱい」って調べないでしょう。俺だったら、もうちょっと、色々突っ込んだ検索するでしょうって。 -
(爆笑)
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でも男の子なんて、そういうものなんで。(笑) 同じおっぱいでも「巨乳」とかじゃなくて良かったねって、妻と話をしました。
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確かに(笑)
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そういうことがあって、わが家のインターネットのルール的なものを考えるきっかけになりました。結局は、本人に任せて、痛い目にあっても一緒に勉強していこうという道を選んだのですが。
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経験しながら覚えていく、それも一つのルールですね!
「悪いのはナニ?いたずらの叱り方」
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息子が小学生の時、自分の自己紹介を書いたポスターを廊下に貼り出したらしいんです。その時、息子が、友達の自己紹介の好きな本の部分を、「エロ本」に書き換えたらしいんですよ。もちろん先生から怒られました。
ただ、先生の怒り方が、「友達のポスターを書き換えたこと」と「エロ本という言葉を使ったこと」が、同じくらい悪い、という怒り方だったそうで。 「エロ本って、何か分かっているの?!」と、エロ本がいかがわしい物みたいな。
僕は、「友達のものを書き換えたことは男として最低だけど、エロは悪いことじゃないからそれは気にしなくていい。」と、息子にいいました。 -
なるほど。それは、母親には思いつかない部分かもしれません。
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「エロが悪い」って、無理がありますから。(笑)
子供にとって良くないものって蓋をしようとするけれど、コンビニに行けばあるし、テレビや動画でも誰もが見られますよね。子供だって、それを知っているし、「何がダメなの?」と聞かれたら、うまく説明なんてできないですよ。
なので、わが家では、性を、あえて「閉じない」で、触らせていこうと思ってるんです。 -
「エロは悪いことじゃない」名言ですね!
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今はインターネットで、いろんな情報を見たり知ったりすることが身近になって、便利だしすごくいいと思う一方で、情報が多ぎて分からなくなりますよね。
昔は、誰がエロ本買いに行くとか、探しに行くとか、男の子はそういう探検をする生き物だったんですが…。今はもう公園に行っても落ちてないですしね。 -
確かに〜!今は見ないですね!!
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僕が子供のころは、公園に行くと落ちていたんですよ!拾って自分たちの秘密基地に溜めていって、それをみんな無言で読んでいました。
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なんか想像できる…。男の子、面白い!
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でも今は、いいか悪いかは別として、そんな体験もできなくなっていますよね。情報を、どう取り扱うか分からなくなっていると思うんです。昔は、「大きくなればわかるでしょう。」と大らかに見ていたことが、今は、難しい状況になっているのかなって思います。
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私たちの子供時代との一番の違いは、情報を簡単に得られちゃうことですよね。子供達が性の情報とどう付き合っていくか、考える必要がありますね。
- ~Iさんご一家の微笑ましいエピソードとともに、男性だから分かる・できる性教育があることを実感しました。~