vol.03 胸が大きくなるのを嫌がる思春期女の子と世の中の風潮／編集会議「性にまつわるエピソード編02」

2019/05/13

命育が行ったクラウドファンディングにご支援いただいた皆さんをお招きし、編集会議を開催しました。その様子を数回に分けて、レポートします。

今回の命育編集会議の参加者

Iさん
（一児の父）
Aさん
（二児の母）
命育メンバー
（宮原、八木、伊賀、戸田、長井、中島）

「世の中の風潮を感じ取る、思春期女の子の悩み」

日本って、エロ本が悪いもので汚らわしいとか、そういう物を隠そうとする風潮ありますよね。
例えば、グラビアアイドルの人が憧れの存在にはならない。「おっぱいが大きい＝あたまが良くなさそう」みたいに映されていると、個人的には感じています。
それはありますよね。
うちの娘が、第二次性徴の真っ最中なんです。
体格も良いから、最近おっぱいも出てきたんだけど、世の中にある風潮を感じ取ってなのか、自分の胸が大きくなっていくことを嫌がるんです。スポーツブラもしたがらないし、周りより自分の成長が早いことに、嫌悪感を抱いているみたい。
かわいそうに！成長が早いことが、コンプレックスなんですね。
そういう気持ちも、わかる気がして。
子供にそう思わせてしまうのは、TVとかメデイアで「おっぱい」を低俗のものとして扱っていることも大きな原因ですよね。自分の体が成長して、女らしくなることを嫌ったりとか、ネガティブに思ったりしちゃう。
私としては、「そうじゃないんだよ」って言うんですけど、どういう言葉で説明してあげればいいかも分からない。
家庭でいくら言っても、世の中には、おっぱいに対してネガティブなイメージがあふれていますもんね。
一方で、低学年からブラジャーをしていても、堂々としている子もいて。
うちの子には、「クラスの◯◯ちゃんと◯◯ちゃんが、ブラジャーしてるよ」って伝えてあげると、ようやくするようになりました。
感じ方も個人差が大きいんですね！
女性の象徴というか、そういうことを、タブー視したり、低俗なものとして扱う風潮はどうにかした方がいいと思っています。
本当にそうですね。成長することが恥ずかしいと感じてしまうのではなく、子供が自然なこととして受け入れられるような社会にしたいですね。
〜命育サイトでも、「思春期の心の変化に、親子でどう向き合っていくか」発信していきたいと思います。ありがとうございました！〜