思春期

スキップとローファー

著者:高松美咲

出版:講談社

  • 親向け度   :
  • 子向け度   :
  • 読みやすい度 :
  • 笑って読める度:

田舎育ちで素朴な面立ちの主人公にいつしか惹かれていく 等身大の友情と恋のストーリー!

高校入学を機に、地方の田舎から東京に来た主人公。
同世代の高校生たちとなかなか馴染めずコミュ障害気味で、外見もいたって地味な主人公だが、生まれ持ったまっすぐな性格で周りを引き込んで、友情も恋も楽しんでいく物語…。
―――と聞くと、よくある「”外見が地味”という設定ではあるものの、そこそこ可愛い主人公が、メイクやダイエットで可愛くなって、好きな子と両想いになる」少女マンガをイメージするかも。
ところがこのマンガの主人公は、文字通りいたって素朴な顔立ちで、(可愛くなるなど)外見の変化に頼らず、内面のまっすぐさで少しずつ周りの人たちを惹きつけていく様子が自然ですてきです
 
また主人公の親友は、とても”美人”で男子から異常にモテているが故に、女子との人間関係がうまく築けなかったり、”美人”な見た目を理由に偏見に苦しんでいたり。登場人物するキャラクターがそれぞれに見た目や人間関係での悩みを抱えていて、主人公や周りの人たちと、少しずつ乗り越えていく。
友情も恋も、それぞれにお互いを尊重し合っている様子が描かれているので、10代の子どもたちにも安心して読んでもらえそう。
容姿にコンプレックスを抱えていたり、友情や恋など人間関係に悩んでいるすべての人におすすめしたい1冊です。
 
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