【10代向け・同意②】キスやセックスに「NO」と言える?
あなたは、パートナーと性行為(キスやセックス)について、会話をしていますか?
例えば、ときには「NO」といったり、避妊をすることについて話をしたり。
好きな人に「セックスしたくない」と伝えることや、気持ちを伝えるのは難しいと思いますか?
キスやセックスについて、したいか・したくないか、何をするか・何をしたくないかについて話すことは、ふたりの良好な関係のためには、とても大切なことなのです。
キスやセックスに「したくない」と言うにはどうしたらいい?
「NO」というのはたったのひとことですが、実際、プレッシャーや罪悪感を抱いていたり、強要されている中で「NO」というのは簡単ではありません。しかし、セックスやキスを迫るのは良いことではなく、自分の境界線は大切にされる必要があります。
キスやセックスは、同意をとることが必須です。もし、したくないのであれば、パートナーにそのことを伝えてみましょう。
もし、あなたが「NO」をいうことで、パートナーがあなたにきつくあたったり、別れるとおどかしたりしたら、それは「健康的ではない(対等ではない)関係」だという証拠。
それと同時に、もしパートナーがイヤだと言った場合には、相手の気持ちを尊重することがとても大切。キスやセックスに「NO」と言っているのであって、あなた自身がイヤだと言っているのではないことを、わかってあげよう。
キスやセックスを断るコツは何ですか?
「NO」はとてもシンプルな言葉です。しかし、大切な人に「NO」を伝えるのは難しいかもしれません。ここでは、キスやセックスを断るためのいくつかのヒントを紹介します。
ヒント① 自分はどのようなことを望んでいるのかを前もって知ろう
自分自身は、キスやセックスについて、すでに準備ができているのか、どのようなときなら良いのか、事前に知っておくことで、いざというとき気持ちを伝えやすくなります。
ヒント② 断るために「NO」と言おう
たとえ好きな人であっても、あなたがしたくないと思うときには「NO」といっても良いし、したくない理由を説明する必要はありません。
ヒント③ あなたがしたいことを伝えよう
セックスの代わりに、キス、ハグなどスキンシップ、一緒に映画を見るなど。
ヒント④ 相手の目を見て、真剣な口調で、はっきりと
本当にそう思っているという気持ちを、言葉と態度で伝えて。
ヒント⑤ 相手を傷つけないコミュニケーションを
「NO」だけではなく、相手を大切だと思っていること、だけど、いまセックスの準備ができていないだけ、ということを伝えることもできます。
保護者の方へ:思春期の子ども達に伝えたい「性的同意」のこと
大切な話だけど、「直接話をするのがなかなか難しい…。」そんなときは、こちらの記事をお子さんに見せてあげてください。
「保護者からお子さんへの伝え方」は下記の記事を参考にしてください。
「伝え方ナビ」|【性的同意はどうやってとればいい?チェックリストや動画で学ぼう
※こちらのコンテンツ(文章、動画など)は、Planned parenthood Federation of Americaのコンテンツを命育編集部にて、翻訳・編集のうえ作成しています。