知ることで気持ちがラクになる「ボディ・ポジティブ」「ボディ・ニュートラル」という考え方

最近、よく聞かれるようになった「ルッキズム」という言葉、知っていますか?言葉は聞いたことがあるけど、意味はよくわからない、そんな人もいるでしょう。
「ルッキズム」とは、「Look(外見・見た目)+ism(主義)」からなり、外見を重視する価値観や、それによる偏見・差別のこと。「外見至上主義」と訳されることもあります。
このルッキズムに異を唱え、身体のコンプレックスを受け入れる「ボディ・ポジティブ」「ボディ・ニュートラル」という考え方が、海外を中心に広まってきました。
ここでは、見た目や身体のことで悩む方が、知ることでほんの少しでも気持ちがラクになる「ボディ・ポジティブ」「ボディ・ニュートラル」という考え方について紹介します。

監修:思春期保健相談士・元養護教諭 中谷奈央子さん

 

「あなたは、見た目で偏った判断をしていない?」ルッキズムチェック

「自分は、人のことを容姿や見た目で判断なんてしない!」
 
そう思っている人もいるかもしれません。ルッキズムは、知らない間に私たちの意識の中にしみついていることも。以下のような発想をしたことはありませんか?

 

  • 「あの人は、背が高く容姿が整っているから、人気者に違いない」
  • 「太っている人は、自己管理能力が低くなまけているだけだ」
  • 「派手な服装をしているあの女性は、夜遊びが好きなのだろう」
  • 「高級スーツを着こなしている彼は、きっと仕事ができる人だ」

 

これらのうち1つでも「発想をしたことがある」人は、外見に伴う偏見を持っているかも。人の外見・見た目で、その人の能力や性格、価値は判断されるものではありません。

       

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