プライベートゾーン, 子どもへの伝え方のお悩みQ＆A

親の性別に関わらず、身近な大人が繰り返し伝えることが大切

プライベートゾーンのことを実践されてみたのですね。ウンウンと聞いてくれた一方で、お子さんが素っ裸になってしまったと悩まれていますが、よくあることです。あなたが落ち込む必要はなく、ただ単に前回伝えたことを忘れただけのことです。たとえば「鼻くそを食べちゃダメ」「遊んだオモチャを出しっぱなしにしない」と1度伝えただけで、実践できる幼い子はなかなかいないかもしれません。性に関することも同じです。

また外で素っ裸になったり、家の中でも下着を身につけずに駆け回ることがあれば、性教育のチャンスです。「あれ？水着で隠れる場所は、なんだったっけ？」「どうするのがいいのかな？」と優しく投げかけてみてください。伝えたことを忘れているようであれば、「そこはあなただけの大事な場所だよ」「人に見せていいところかな？」「裸になっていいのはどんなところ？」とお子さん自身の理解を確認してみましょう。「はい、これで大事なところは守られた！」と身体をタオルで覆ったり下着を着せるのもいいと思います。
そして、子どもが相談する時に重視するのは、親の性別より「信頼できるかどうか」「力になってくれるか」ということです。親の性別にかかわらず、身近な大人から繰り返しプライベートゾーン、そしてからだの大切さを伝えることで、よりお子さんの理解につながるのではと思います。（NPO法人ピルコン理事長・染矢明日香
  
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