障害のある子の性, 子どもへの伝え方のお悩みQ＆A

触れたくなる気持ちには理解を示しつつ、抱きつく以外のコミュニケーションを探りましょう。

相手のことが好きで、触れたくなる気持ちについては理解を示しつつも、抱きつく以外のコミュニケーションを探りましょう。
まず私たちは、自分の身体を自分で触ったり、誰が自分の身体を見たり触ったりして良いか、自分で決める権利をもっています。したがって、絵本などを通して、「あなたのからだもお友達のからだもみんな大切なんだよ。だから、からだには一つひとつに名前があるんだよ」と声をかけながら、からだの部位やプライベートゾーンを確認していきましょう。
そして、できれば、お友達に「いきなり抱きつくとどんな気持ちがする？」と聞き、「いやな気持ちがする」と言われたら、他の方法（例えば「あくしゅ」「ハイタッチ」など）で、「これだったら大丈夫だよ」というコミュニケーションについてお友達と一緒に考えられると良いですね。
(東洋大学福祉社会開発研究センター客員研究員／一般社団法人”人間と性”教育研究協議会幹事・門下　祐子）
 
関連記事：伝え方ナビ：「幼児・子どもの身を守る防犯の知識「プライベートゾーン」とは（教え方・イラスト・絵本）」

  
その他の「性のお悩みQ&A」をチェックしたい方は
「性のお悩みQ&A」一覧ページへ