女性の身体, こんな時どうしたら？のお悩みQ＆A

思春期に近くなった女の子では、おりものが出てくることは正常なことです

思春期に近くなった女の子では、おりものが出てくることは異常ではありません。子宮や腟の細胞が毎日新しくなり入れ替わっている証拠です。乳白色の粘っこいおりものが毎日少量ショーツにつくのは、女性や思春期の女の子では正常なことです。もし、かゆみがある場合や、おりものの量が増えたり、においがくさい場合は、バイキンが悪さをしていることがあるため婦人科へご相談ください。（淀川キリスト教病院産婦人科医長／産婦人科専門医・柴田　綾子）

 
初めての生理である「初潮（初経）」が訪れる前の変化のひとつとして、腟から「おりもの」と呼ばれる液体が出るようになります。
おりものは、透明でさらりとしているときもあれば、白っぽくてネバネバしていることもあります。酸味のある匂いがすることもありますが、これはおりものに含まれる乳酸菌によるもの。病気ではないので心配しなくて大丈夫です。
ただし、おりものがいつもより茶色っぽい、血が混ざっている、魚の腐ったような匂いがすると感じるようなら、要注意。産婦人科またはかかりつけの小児科を受診するといいでしょう。「気になることがあったら、教えてね」と伝えておくことで、子どもも相談がしやすくなるでしょう。
おりものが下着につくのが気持ち悪ければ、下着をこまめに取り替える、パンティーライナー（おりもの専用シート）を使うといいことを教えてあげてください。
（命育編集部）

 
参考：「子どもと性の話、はじめませんか？—からだ・性・防犯・ネットリテラシーの『伝え方』」（著者：宮原由紀　監修：産婦人科医 高橋幸子、出版：CCCメディアハウス）

  
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