【レポート】15年間性教育を実施!どろんこ会グループの保育園園長先生に聞く「おうちと園ではじめる『幼児からの性教育』」オンラインセミナー

■ おうちと園ではじめる性教育オンラインセミナー開催!

6月19日、15年間性教育を実施!どろんこ会グループの保育園園長先生に聞く「おうちと園ではじめる『幼児からの性教育』」オンラインセミナーを開催いたしました。
子どもに関わる仕事をされている方、幼児の保護者の方、40名以上にお申込みいただきました!
令和3年4月より、文科省による「生命(いのち)の安全教育」が園・学校に段階的に導入が進められる中、「自分が働く園でも性教育をはじめたいけれど、何からはじめたらよいでしょうか」といった声や、「保護者との連携はどのようにされていますか?」という声など、多数の質問をいただきました。
 
まずはじめに、命育のご紹介や、家庭での性教育のメリットを命育からお話させていただいた後、北千住どろんこ保育園の宮澤園長先生から、具体的な性教育プログラムをご紹介いただきました。
 
どろんこ会グループの保育園では、約15年も前から2日間にわたる性教育プログラムを実践されています。
入園説明会や保護者会で、保育園での取り組みとして「なぜ性教育を園で行うのか」「どのような方法で子どもたちに伝えるのか」きちんと保護者のみなさんに説明をしているそう。書面でのお知らせだけでなく、直接説明を行うことで、保護者からの苦情がくることはなく、「性教育プログラムが良いからどろんこ会グループの保育園に通わせたい」という声もあるそうです。これから、園での性教育の導入を検討されている保育園・幼稚園関係者の皆さんには、参考になったのではないでしょうか。
 

■ どろんこ会グループの保育園の性教育プログラムって何をするの?

さて、2日間に渡り子どもたちに伝えられるのは、このような内容でした。
 
Day1:絵本や木製の人体パズルを使って、プライベートゾーンや男女の体の違いを教える

どろんこ保育園での性教育_プライベートゾーン

 
Day2:針であけた小さな穴をのぞいて「卵子」の大きさを感じたり、リアルな大きさの胎児人形を使って命の誕生を伝える

どろんこ保育園での性教育

 
実際に、性教育に携わっている参加者の方からもおすすめのサイトをご紹介いただいたり、トークセッション中に疑問に思ったことなどを随時ご質問いただいたりと、皆さま積極的にご参加くださいました。
 

■ 参加者のみなさんと性の会話ロールプレイング(ケーススタディ)をやってみた

その後、保育・教育現場や、家庭でも起こる子どもの性の行動についてどのように対応するか?参加者の皆さまにも一緒に考えていただくロールプレイング(ケーススタディ)を実施。
 
「うんち、おまた、おちんちん!」などと、叫んでくる子どもに対して、どのように声がけをしますか?
 
という事例には、参加者の皆さまから、たくさんの自分なりの対応方法についてチャットでご回答いただきました。
 
最後の質問タイムには、事前にいただいたもの、当日いただいたものなど10個以上のご質問に、家庭での性教育については命育からもご回答させていただきながら、具体的な園での性教育の配慮点などを宮澤園長先生よりお答えいただきました。
 
どろんこ会グループの保育園で大切にされているのは、『子どもだから』ではなく、子どもをひとりの人間として尊重すること。命育編集部も、とても勉強させていただきました。
宮澤園長先生、ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
 

どろんこ保育園グラフィックレコード

※今回、セミナーの内容をグラレコにしてみました!ぜひどろんこ会グループの保育園の性教育や、命育のセミナーの様子をグラレコで確認してみてくださいね!(グラレコ担当:福井克彦/命育イラスト担当)
 

参加者の声:

「実際に行われている性教育の内容が詳しく紹介され、参考になりました。使用されている人形や絵本、パネルも、素敵な教材だなぁ、と思いました。」
「すべてのご質問に丁寧にご回答いただき、また違った立場で命育、園長先生の双方からの回答が聞けたのが良かったです。」
「参加しやすい雰囲気で、随時チャットでのやり取りもできました。」
「自分も抱えていた園での性教育の悩みが、他の参加者の方からも出ていて共感し、回答も参考になりました。」

       

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