子どもと一緒に海外の絵本から「男の子のからだ」を学びました!

男の子のからだ絵本

『男の子のからだえほん』は、女の子をもつ2人の母親がフランスで制作した絵本で、同シリーズには『女の子のからだえほん』があります。ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の「性と健康と人権」マークを取得しており、フランスではベストセラーとなっている国際基準の性教育絵本です。

 

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(詳しい応募方法は、記事最後をご覧ください。)

 
 

日常会話の中で「これは…性教育をはじめる時期?」と思うように

場所を問わず「うんち」「おしり」「おちんちん」と言っていた5歳の息子が、最近パンツを脱いでおしりが出ると、「はずかしい」と、キャッキャッと笑いながら言うようになりました。
 
「自分のプライベートパーツを認識するようになったのかな?これは、性について話す、いい機会かも!?」
と、性教育を意識するようになっていたとき『男の子のからだえほん』を手にしました。
 
「性教育をはじめたいけど、何から伝えればいいのだろう?」と悩む保護者は多いと思います。私もその1人です。子どもでもインターネットで簡単に性の情報を目にする時代。子どもたちが無意識に間違った性の知識を受け取る前に、幼児のうちから性について、一緒に学んでいきたいと思うようになりました。
 
『男の子のからだえほん』は、絵本でありながら、国際基準の性教育が学べるとのこと。私自身も、男の子のからだのことがあまりよく分かっていないので、さっそく息子と一緒に絵本を開いてみることにしました!
 
 

タブーなしの「 国際基準の性教育」で大人も知識をアップデート!

この絵本は、からだの構造、性とジェンダー、性的同意など、日本人が苦手とする性教育のテーマをタブーなく語ってくれています。からだの構造では、性器の「ペニス」「陰嚢(いんのう)」「精子」など、各部について絵と説明が詳細に描かれています。例えば「ペニス」についてはペニスの断面図も描かれていて、「陰茎海綿体(いんけいかいめんたい)」「尿道海綿体(にょうどうかいめんたい)」と難しい用語の説明も、絵と一緒に書かれています。
 
身体の部位を、本来の名称で伝えようとしてくれているところに信頼がもてます。息子はそんな専門的な用語を、図鑑で調べるように、新しく知る用語として聞き入れているようでした。
 
からだの構造だけではなく、ジェンダーや多様性、性的同意、思春期、あかちゃんはどうやってできるのか?そして出産まで描かれていて、絵本を通して大人も”性”に対する考え方を十分にアップデート出来る内容になっています。
 
また、絵と文章以外に「なるほど!」と思うワンポイントアドバイスも随所に書かれていて、本書と合わせて読むとさらに”性”について深く知ることができるようになっています。
 
巻末には、性の悩みやトラブルの相談窓口も記載されています。こんなに沢山の相談窓口が日本に設置されていることを、恥ずかしながら初めて知りました。海外の絵本ではありますが、日本向けに日本の相談窓口を細かく書いてくれているので、情報源としても役立ちます。
 
 

5歳の息子と、「男の子のからだえほん」読んでみました

表紙の性器の絵は、大人が見るとなかなかインパクトがあるのですが、息子に「何に見える?」と聞くと「犬みたい」と即答。「なるほど、犬にも見えるね!」「男の子のからだ」ということで、大人はすぐに性器のイラストを想起してしまいますが、案外子どもは、それが何か特に気に留めず、自然に受け入れているようです。
 
絵本を読みはじめてみて、初めは「ペニス」「睾丸」などの言葉は、大人が読むのに少し気恥ずかしさもありましたが、子どもは初めて聞く用語に特に何も先入観がなく、すんなりと絵本を読むことができたようです。
 
息子は「おちんちん」と言っていた自分の性器が、たくさんの意味を持つ各パーツによって構成されていることを知り、びっくりしていました。大人でもここまで詳しく性器について教えることはできないので、私や夫も、思わず熟読してしまいました。
 
「おちんちんのかたちも一人一人違うんだねー」
 
と絵を見ながら他人との違いを学んでいく息子。また絵本を読んで「なぜ濃い肌の色の人がいるの?」と多様性にも興味を持って質問をしてくれました。いろんな人が描かれているのも、海外の絵本ならでは!と思いました。
 
そして、息子が「おしりが見えて恥ずかしい」と思った気持ちについて、自分の身体は特別なもので、ひとりひとりの「はじらい」の気持ちを、他の人達が尊重することが大切だと書かれていました。
 
「なるほど!”はじらい”も性教育の一つなんだ」と学びました。これからは「おしり見えて、はずかしかったね」と共感しようと思いました。
『男の子のからだえほん』の女の子版絵本、『女の子のからだえほん』も合わせて読んでみました。
 
息子は、パパとママどちらとも一緒にお風呂に入っているので、男女で体の違いがあることを知っています。ただ、どう違うのかは教えていなかったので、今回絵本を通して、女性の性器のことから生理のことまで、伝えるきっかけができてよかったです。
 
私自身も女性の性器について詳しくは知らなかったので、改めて学ぶことができました。
 

 

絵本をきっかけに、家族みんなで性について会話しよう!

 
絵本をはじめて読んだときは、専門的な用語もでてくるので、『正直、5歳の息子には難しいかもしれない』と夫婦で話をしていました。しかし、そんな私達の心配をよそに、絵本を読んでみると「へえ~」と、自分の体と、女の子の体と、生物学的な違いを発見して楽しんでいるようでした。
 
絵本をどのように見て学ぶかは子ども次第で、大人の先入観はよくないのかもしれないと思いました。
絵本の内容が1回で分からなくても、また別の機会に読み返し、さらに自分の興味が進んだときにまた深く読んでいく。タブーなしに”性”を書いてくれているので、この先成長してからも、くり返し読むことができる一冊だと思いました。
 
「性教育はセックスのことを教えるもの」だと思い込み、ハードルを上げてしまっている人もいるでしょう。実際は性教育は子どもたちの心と体を守るための知識であり、多様性の時代といわれている中で、ひとりひとりが違っていて当たり前、という人権についても学ぶことであると思います。
 
そして、性について何か困ったときに、「お父さん/お母さんなら話を聞いてくれる」と、子どもに思ってもらえるように、性に対してポジティブな家庭でありたいと思い、夫とも性について話し合う良い機会になりました!
 
家族みんなで学べる国際基準の性教育絵本、『男の子のからだえほん』『女の子のからだえほん』をぜひ読んでみて下さい。
 

『男の子のからだえほん』商品概要

 
<プレゼント商品概要>
『男の子のからだえほん』
発行元 :パイ インターナショナル
作・絵:マティルド・ボディ 作:ティフェーヌ・ディユームガール 監修:艮 香織 訳:河野 彩
サイズ:B5判変型(215×186mm)
ページ数:56ページ
定価 :1,870円(税込)
 

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