女性の身体, 子どもへの伝え方のお悩みQ&A シェア ポスト 送る 小学生の子どもに、この先に訪れる生理(初潮)のことをどう伝えたらいいですか? 学校の性教育で教わる前に家庭で伝えられるとベスト 性器の周りや脇の下に生えたり、胸がふくらみ始めたりしたら、そろそろ初潮が来るころかもしれません。自分の体のなかでどのような変化が起きるのかを知るためにも、家庭で生理の仕組みについて説明しておくといいでしょう。赤ちゃんができる仕組みとあわせて教えるとわかりやすいです。 妊娠や生理については、以下のようにわかりやすい言葉で伝えることができます。性に関する絵本を見せながら話すと、よりわかりやすいですよ。 「女性の内性器には、左右に『卵巣(らんそう)』と呼ばれる卵子をつくるところがあるよ。月に一度、卵子のうちの一つがどちらかの卵巣から飛び出し、卵管に入るよ。このとき、セックスをして卵子と精子が出会うと赤ちゃんの元となる受精卵(じゅせいらん)ができるんだよ。 この時期は子宮の内側の膜(子宮内膜)がふかふかしたベッドのような状態になり、受精卵が子宮にたどり着いて、このベッドにくっつくことを『妊娠』というよ。このときに卵子と精子が出会わなければベッドは必要なくなるから、子宮内膜がはがれて腟から体の外へと排出されるよ。これが『生理』なんだよ。」 また、生理のときの体調変化についても、お腹が痛くなる、眠くなる、イライラする、貧血気味になるなどの症状があらわれることもあると話しておくとよいでしょう。 (命育編集部) 関連記事:伝え方ナビ「うちの子、初潮が遅い?早い?”はじめての生理”を学んで、親子で準備しよう」 参考:「子どもと性の話、はじめませんか?—からだ・性・防犯・ネットリテラシーの『伝え方』」(著者:宮原由紀 監修:産婦人科医 高橋幸子、出版:CCCメディアハウス) その他の「性のお悩みQ&A」をチェックしたい方は「性のお悩みQ&A」一覧ページへ お悩みQ&A検索トップへ