男性の身体のお悩みQ&A シェア ポスト 送る 小学生の息子、思春期になるとどんな身体の変化が訪れますか?また、保護者としてどのようなことに気を付けたらよいでしょうか。 様々な変化が訪れる思春期、保護者の方はさりげなく見守っていてあげて 早ければ8、9歳ごろになると、脳下垂体前葉という箇所から性腺刺激ホルモンが分泌されます。その刺激を受けて、男性ホルモンの一種「テストステロン」が精巣(せいそう)から分泌されるのです。このテストステロンの働きにより、さまざまな体の変化が訪れます。 たとえば、ペニスと陰嚢(いんのう)が大きくなる、急に身長が伸びたり、体重が増えたりするなど体つきが変化するほか、大人の男の人のように声が低くなる声変わり。ほかにも、ニキビができる、性器の周りや脇の下などに毛が生える、ひげが生える、また、勃起(ぼっき)も起こります。 初めての射精(しゃせい)である「精通(せいつう)」を経験する人も出てくるのもこのころです。 思春期は、男性ホルモンの影響により、心も揺れ動く時期。イライラしたり、情緒不安定になることもありますが、成長の一過程であり、誰もが通る道です。 保護者の方は、ぜひ、さりげなく見守りながら、必要なタイミングがあればサポートしてあげてくださいね。父親や大人の男性も関わることで、お子さん自身も相談しやすくなるでしょう。 (命育編集部) 関連記事:「思春期男子の『身体の変化・性・マスターベーション』に親はどう向き合えばよい?」 参考:「子どもと性の話、はじめませんか?—からだ・性・防犯・ネットリテラシーの『伝え方』」(著者:宮原由紀 監修:産婦人科医 高橋幸子、出版:CCCメディアハウス) その他の「性のお悩みQ&A」をチェックしたい方は「性のお悩みQ&A」一覧ページへ お悩みQ&A検索トップへ